アカハラ(赤腹)

浅羽ビオトープの木々が、黄や明るい茶色に装い、赤いカラスウリの実が目を楽しませてくれる晩秋から、枯葉が舞い落ちる初冬11月頃アカハラは飛来し、3月中旬に去る冬鳥です。
アカハラは本州中部以北の山地で繁殖し、秋冬には暖地に移動する。
高山地では夏鳥で、筆者は以前伊香保森林公園「シダの池」で6月に観察したことがある。
明るい林や、木がまばらで藪などもある環境を好み生息する。
成鳥雄の頭部は黒味のあるオリーブ褐色で、背、翼、腰、尾はオリーブ褐色。胸から脇腹は橙色で、腹の中央から下尾筒は白い。
成鳥雌は頭部の黒味が無く、喉は白く縦斑が有り、胸から脇腹の橙色は少し淡い。
上嘴は黒く、下嘴は黄橙色。脚は橙黄色。繁殖地では、木の枝の上に枯れ茎、樹枝などで椀形の巣を作る。
産卵期は5~8月、卵数は3~5個、抱卵日数は11~14日位、巣立ちまでの日数は11日位です。
繁殖期以外は1羽で生活しているものが多い。
地上を数歩跳ね歩いては立ちどまる動作を繰り返し、落葉をはねのけたり、土をほじくったりして、ミミズや昆虫類の幼虫などを採食する。
秋には木の実も好んで食べる。
これ等はシロハラなど他のツグミ類に共通して観られる行動です。
繁殖期には雄が木の梢で早朝から大きな声で「キョロンキョロン、チリリリ」とか「ホィチョー、チリリリ」などとさえずる。
地鳴きは「キョキョキョ」「ツィツィツィ」「ツィー」と変化が多い。
浅羽ビオトープでは、同じツグミ科のシロハラも観察されるが個体数は少ない。
筆者はビオトープでのアカハラ、シロハラの姿を観た記録が少ないので、当会員のS氏にビオトープでの観察ポイントを、お聞きした。
「水路の浅羽野橋下流右岸の林の藪や草地で。高麗川右岸中里堰そばの林でも、よく姿を観る」とのお話です。
自分の野鳥観察記録ノートも開いてみた。
当会の定例野鳥調査観察会での直近の記録を書き出してみる。
2010/ 3/10(水)第81回定例 アカハラ(亜種オオアカハラ)
2010/ 2/10(水)第80回定例 アカハラ
2009/2/11(水)第68回定例 アカハラ・シロハラ・ツグミ
2009/ 1/14(水)第67回定例 アカハラ(亜種オオアカハラ)・ツグミ
2008/11/12(水)第65回定例 アカハラ・ツグミ
紙面の都合で、亜種オオアカハラ、シロハラの詳細は割愛する。
定例野鳥調査観察会は、毎月第2水曜日です。この冬シーズン、あなたもご参加を!

参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他    
文 増尾 隆      絵 坂口 稔

niwasekisyou[1]
アカハラ  スズメ目ツグミ科  L(全長) 24cm

niwasekisyou[1] 
シロハラ  スズメ目ツグミ科 L(全長) 25cm            


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