アオジ(青鵐)
        
 浅羽ビオトープに、秋から初冬への移ろいを感じる10月下旬から11月上旬、
ツグミ、シメ、カシラダカ、ベニマシコ、そしてアオジなど冬鳥が渡って来る。
アオジは夏鳥として北海道と本州に渡来し、繁殖する。
北海道と東北地方北部では、平地から山地まで広く分布するが、東北南部より南では、
春から夏(4月~9月)は山地にいて、秋から冬(10月~3月)は平地または南の暖地へ移動し、越冬する。
シベリア東部、サハリンや千島に生息し、一部が冬鳥として日本に渡来するものも多い。
 
雄の頭上と頬は緑灰色で、目先から嘴の基部は黒い。
背は緑灰色で黒い従斑があり、上面は淡い褐色。翼には2本の淡色帯がある。
下面は黄色で、胸と脇腹に黒褐色の従斑がある。
雌は全体に雄より淡色で、目先の黒色はない。
 本州中部では標高1000mぐらいの明るい林、林縁等で繁殖する。繁殖は一夫一妻で行います。
雄はよくさえずり、なわばりを確保します。巣作りは雌。子育ては雌雄協働で行います。
地上または低木の枝の上に、イネ科植物の茎や葉で椀形の巣を作る。
産卵期は5~7月、卵数は4~5個、抱卵日数は13~14日位い。巣立ちまでの日数は12~13日位である。
 越冬期には平地から低山の明るい林の下やぶ等草地で生活し、
地上を跳ね歩いて、草の種子や昆虫類、クモ類などを採食する。
 
 浅羽ビオトープでは同じ時季、アオジと同じホオジロ科のクロジも飛来している。
クロジは黒っぽい色の鳥です。常に暗いところを好んで生活し、地上を跳ね歩いて移動しながら、
草の種子や昆虫類、クモ類などを採食するのもアオジと同じ。
驚くとすぐにやぶ陰に入るので、観察するのがむずかしい。
 筆者は20数年のウオッチャー歴で2度しか観ていませんが、会員のMさんによると、
毎年浅羽ビオトープ内数箇所で観られ、今シーズンも雄2羽、雌1羽がはいっているそうです。
(紙面のスペース上クロジの詳細説明は割愛。坂口氏のイラストを参照してください)
 アオジ観察ポイントはビオトープ排門前の水路右岸の草やぶです。
11月10日(水)当会の野鳥定期調査観察会で、今季初確認。
とき折草やぶから出て明るい日の光を浴びると、胸から腹の鮮やかな黄色の美しさに、感動します!!
  
参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他
文 増尾 隆  絵 坂口 稔
 
aoji.jpg
アオジ  スズメ目ホオジロ科 L(全長) 16cm
kuroji.jpg
クロジ  スズメ目ホオジロ科 L(全長) 17cm

     
                      
                              

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