キビタキ(黄鶲)
 
木々の葉が、新緑から日々色濃くなる4月下旬から5月、浅羽ビオトープにキビタキは渡来する夏鳥。そのさえずりは、オオルリやコマドリに比べても劣らぬ美声です。新緑の中に、黄と黒のツートンカラーでさえずる姿に出会ったとき至上の喜びを感じます。
 成鳥雄の上面は黒く眉斑は黄色で、翼は白斑があり腰は黄色、下面も黄色で喉は橙色。下腹部は汚白色。成鳥雌は全体にオリーブ褐色で、白斑も黄色の部分もない。平地から山地の林で棲息し、高木の樹冠の下に空間が開けているところで、中ほどの枝にとまり、あまり活発に動かず、昆虫類やクモ類を採食し、ときどき飛ぶ虫をフライングキャッチで捕食する。繁殖期以外は1羽で生活しているものが多く、さえずる時も林の中ほどの枯れ枝などにとまり、木の梢に現れることはあまりない。樹洞や、つるの間などに枯れ葉や細根などで椀型の巣を作り、産卵期は5~7月、卵数は4~5個、抱卵日数は13日位。雛は12日位で巣立ちする。
 浅羽ビオトープでの繁殖観察記録はありませんが、ビオトープ近くにお住まいの、会員のWさんのお話によると「7・8年ほど前から、毎年4月~5月に渡って来て数日から1ヶ月ぐらい居るよ」とのことで、南から北への渡りの途中でしょうか。今年5月13日、当会の野鳥定期調査観察会で「ハンモックの林(以前ハンモックがあった所)」で、美しい姿のキビタキ雄を全員で観られた。坂戸市内では、城山の森に毎年渡ってくる。両地区とも南に帰る秋の渡りの観察記録がありません。「ポッピピリ、ピピロピピロピピロ」緑の林や森に、美しいさえずりが響く!!
   
参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他
    文  増尾 隆 絵 坂口 稔

kibitaki.jpg
      キビタキ スズメ目ヒタキ科
          L(全長)14cm
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