モズ(百舌

モズは、鋭いくちばしを持つ小形の猛禽です。日本では北海道から九州までの全国に生息し、繁殖します。
北日本のものは冬期に暖地へ移動するが、浅羽ビオトープでは通年観られる留鳥です。農耕地周辺や林縁、川原など低木のある開けた環境にすむ。繁殖期はつがいで行動するが、非繁殖期は1羽で縄張りをもって生活する。
成鳥雄は頭上から後頸は橙褐色で、背が青灰色、尾は黒色で長い。過眼線が黒くて幅が広い。翼は黒くて初列風切の基部に白斑がある。下面はパフ色で胸から脇が橙色。雌の背は褐色で、翼には白斑がなく、過眼線は褐色。下面は褐色の波模様の横斑が特徴です。木の枝や杭などに止まり、地上に獲物を見つけると舞い下りて鋭いくちばしで捕らえ、もとの枝等に戻り食べる。
主に昆虫類やカエル、ミミズなど小動物を捕食します。捕らえた獲物を木のとげや小枝に刺す習性があり、これを「モズのはやにえ」と言います。筆者が今までに見た「はやにえ」はトカゲ、アマガエル、ミミズなどです。「はやにえ」は餌の少ない冬期の為に保存食とか、縄張りの印しとかの説があります。
産卵期は3~8月で、低木の枝に細い枯れ枝や細根で、椀形の巣を作る。4~6個の卵を産み、14~15日で雛に孵る。巣立ちまでの日数は約14日です。
秋には「キィーキィキィキィ」と縄張り宣言のさえずりをし、これを「モズの高鳴き」と言い俳句の季語にもなっています。またメジロやコジュケイなど他の鳥の声を入れた複雑なさえずりをする。「百の舌」と書く由縁である。
 
参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他 
文 増尾 隆  絵 坂口 稔
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モズ スズメ目モズ科 L(全長)20cm

初観察記録 
ニュウナイスズメ「入内雀」


2008年2月11日午前中にビオトープの浅羽野橋付近の岸辺で1羽飛したのを、会員の北村、渡辺、前川が確認しました。近くの八丁湖では毎年3月中旬桜の蕾みの頃群れで観察されていますが浅羽ビオトープでは初めての記録です。特徴:普通のスズメ(14.5cm)より、ややちいさく14cm雄の 頭上は赤栗色で、頬の黒班はない。鳴き声:声はスズメに似ているが、チユンまたはチュツのほかにチイーという声で鳴く。分布:アフガニスタン北東部、中国中部・南部、ビルマ、台湾、朝鮮半島南部、サハリン。日本では本州中部以北の積雪の多い地方で繁殖する。生息場所:落葉広葉樹林の樹洞に巣をつくる。秋冬は温暖地の山地の林、農耕地、草地で過ごす。
写真 前川 洋右
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ニュウナイスズメ スズメ目ハタオリドリ科L(全長)14cm
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