クイナ(水鶏) 
 
クイナはユーラシア大陸の温帯とウスリー、サハリンなどに繁殖地を持つ。日本でも北海道と東北地方で繁殖するが、近年関東地方でも繁殖が記録されている。東北地方以北では夏鳥であるが、浅羽ビオトープでは秋冬に観察される。
雌雄同色で、成鳥は頭上から尾羽までの上面は茶褐色で黒い縦斑があり、顔から胸は青灰色で、黒い過眼線がある。腹と脇には白と黒の横斑があり、嘴は繁殖期には赤いが秋冬には黒褐色で、下嘴の基部だけ赤い。足は黄褐色です。
 
アシ原や水辺の草むらに生息するが、なかなか姿は見せません。浅羽ビオトープの浅羽野橋から見おろす水路で、餌とりしたり草むらに出入りする姿を見かけることがある。餌は昆虫類や小魚、甲殻類など動物質から草の実など植物質のものなど、いろいろ食べる。
 樋門下の左岸側ワンドの草むらの中から、クィ、クィ、クィと鳴き声が聞こえてきます。繁殖地でも越冬地でも縄張りを持ち、他の個体が侵入してくると威嚇して追い払う。
 繁殖期には沼沢地のアシ原や休耕地の草原で、枯れたアシや草で皿状の巣を作り、6~10卵を産みます。クイナがあまり知られていないのは、警戒心が強く人前に姿を見せることが少ないからです。是非、前述のポイントに足しげく通ってください。きっと、姿を見る一瞬のチャンスにめぐりあうことでしょう。

参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他
文 増尾 隆  絵 坂口 稔
     
kuina.jpg
       クイナ ツル目クイナ科
          L(全長)29cm
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