高麗川の野鳥たち  オオタカ(蒼鷹)  連載第36回

清流高麗川は今、新緑に映えて、悠々と流れる。野鳥の世界は、子育てや巣立ちの季節。 
当連載も第36回となり、イラスト担当の坂口氏より「今回は、オオタカ」との提案。
「や~っと オオタカ!」オオタカは、浅羽ビオトープの原点だ。 筆者には、感慨深いものがある。

 平成8年4月に、国土交通省より「ふるさとの川整備事業」の指定を受け、
鶴舞まちづくり委員会が[高麗川河川改修勉強会]を立ち上げ、
その第4回野鳥観察会〈平成10.3.29(日)〉に於いて、
当時の鶴舞川の湿地帯の枯れ立木に止まっているオオタカを、参加者皆さんで観察。
その後、名称変わった[ふるさとの川高麗川を考える会]第12回野鳥観察会〈平成13.7.8(日)〉で、
坂口稔指導員が、浅羽地区における「オオタカ」の営巣・繁殖の観察状況を説明し、
私(筆者)から、十分な情報管理を皆さんにお願いし、
今回で観察会が5年目になること、この間の自然環境への意識の向上の成果など話す。
これ等の事から、平成13年3月設立の[こまがわ市民会議](6回開催)において、
同地点を「自然観察広場」とする当初案は撤回された。

 オオタカは九州以北では留鳥で、平地から山地の林、河川、農耕地、湖沼などに生息。
翼は幅広で、尾羽は長い。成鳥雄は、頭からの上面は暗青灰色で、白い眉斑と橙黄色の虹彩が目立つ。
体下面は白く、褐色の細かい横斑と細い軸斑がある。成鳥雌は上・下面とも褐色味がある。採食は、
小鳥やネズミなどの小動物。肉食である。
 オオタカは、ワシや他のタカ・フクロウなど猛禽類の仲間で「高次消費者」と云われ、
「生態系」の「食う、食われる」の「食物連鎖」の頂点に位置づけられ、自然環境のバロメーターです。
その生息は、自然の豊かさを示します。

 筆者が「日本野鳥の会」に入会した1986年(昭和61年)頃は「埼玉県内生息数は、10つがい程」と云われ
、環境省によって、1993年国内希少種に指定され、当県では「オオタカ等保護指針」により、
営巣地調査、開発事業の規制、違法行為の取り締まり等の保護政策により、生息数は増えた。
最近は、都市部でも見られることから、環境省は種の保存法に基づく「国内希少種」の指定解除を検討しているそうです。

 指定が解除されても捕獲は規制されるが、里地里山の開発がしやすくなると、
自然保護団体は心配している。 身近な自然を大切にし、共生していく。
それが生物の多様性をはぐくむ道にもなる。
※2016.5.4 毎日新聞 社説より引用

現在、浅羽ビオトープ地内での営巣はないが、その姿はよく見かける。
金色のらんらんたる目、武器の尖り曲がった嘴、湾刀のごとき爪
         精悍な姿  魅惑の野鳥です!!

 参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
                             文 増尾 隆  
                             絵 坂口 稔
オオタカ飛翔
オオタカ立ち
                オオタカ タカ目タカ科
                L(全長) ♂50cm ♀56cm





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