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第25回「みどりの愛護」大臣表彰受賞

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花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間の団体に対し、その功績をたたえ、国民的運動としての緑化推進活動の模範として表彰する「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の受賞者が決定され全国から103団体が選ばれ埼玉県からは高麗川ふるさとの会と他1団体が受賞しました。
皇太子殿下御出席のもとに、第25回全国「みどりの愛護」のつどい表彰式典が、5月24日(土)鳴門・大塚スポーツパーク(徳島県鳴門市)で行われ、表彰式には「高麗川ふるさとの会」会長が出席し国土交通大臣表彰を受けました。
 皇太子さまは豊かな緑は、私たちの暮らしにゆとりと潤いをもたらすとともに、多様な生態系を支え、地球温暖化を始めとする様々な環境問題の改善や、さらには災害防止にも大切な役割を果たしております。「みどりの愛護活動への取り組みは大変意義深いもので、皆さんの努力に対し深く敬意を表します」とあいさつされました。

これもひとえに会員各位のご協力のもとに長年活動を続けてきた功績が認められたもので大変喜ばしいことと思います。
今後も表彰に値する活動を継続すべく会員全員の協力を希望します。
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「ビオトープの仲間たち」案内板新設

ビオトープの万葉橋を渡った正面に新しく「ビオトープの仲間たち」の案内板を設置しました。
この案内板は前号でもお知らせしましたが城西大学、水田美術館において開催された「空翔ける鳥、旅する根付け」展の入館料から環境保護団体へとご寄附いただいた資金を活用し新設させていただきました。
今回の案内板は野鳥・野草・樹木・昆虫・魚とビオトープの仲間たちを1枚にまとめました。
掲載写真はビオトープで会員他ビオトープにお越しになっている方々からの提供を受けたものです。
以前からありました案内板も、場所と内容を新しく変更し設置しました。

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河川協力団体に登録

国土交通省では、河川法の改正に伴い、河川協力団体制度を創設することになりました。
河川協力団体とは自発的に河川の維持、河川環境の保全等に関する活動を行うNPO等の民間団体を支援するものです。
河川協力団体としての登録には、活動を適正かつ確実に行うことができると認められる団体等が対象となり、適正な審査のうえ、河川協力団体として指定されることとありました。
高麗川ふるさとの会では毎年秋に「国土交通省・坂戸市・高麗川ふるさとの会」で三者協議会を開催して情報交換を行っていましたが、河川協力団体が活動するために必要となる河川法上の許可等について、河川管理者との協議の成立をもって足りることとなります。
協力団体に指定されると河川管理者から河川管理施設の維持、除草等の委託を受けることも可能となり、今までは坂戸市が専用している場所での看板の設置、除草、倒木の処理なども国土交通省の許可を受けてからでないと処理できない状況でしたが協議をもって足りるとあり、煩雑な手間がかからなくなることのメリットがあります。
4月11日に行われた協力団体通知書授与式には三浦会長が出席しました。



シリーズ 野 草     連載第25回

ビオトープの三大桜 
ソメイヨシノの饗宴も終わりを告げる頃、ビオトープではヤマザクラとオオシマザクラが咲き、河畔林に春の華やぎを演出してくれます。
古くから日本の山野に自生する日本の「固有種」です.
4月も下旬を迎える頃には、らしくない桜→イヌザクラが開花します。東松山市の箭弓神社の近くの老木は「ナンジャモンジャの木」として市の天然記念物になっています。

山桜(ヤマザクラ) 
*褐色を帯びた赤紫色の新葉と開花が同時である。淡紅色の花弁はやがて白く、山肌に雲の様にたなびく。
*西日本の山に多く、「吉野山」を天下一の桜の名所にした。
*「花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに」・・・小野小町が、「桜」に寄せた心模様を理解し味わうには、この花葉の微妙な色合いの変化こそ花見をしたいものである。
平安以降の古典文学の「花」と言えば、(山)桜であり、吉宗が飛鳥山に植えたのも本種である。
yamazkura.jpgヤマザクラ
yamazakura-2.jpgヤマザクラ
      
大島桜(オオシマザクラ)
*葉に花が先立ち、白く大きい花弁は清楚で美しい。
*クマリンという物質が多く芳香がある為、葉は桜餅に使用。
*葉先が尾状に尖り、縁の鋸歯が亡状になる特徴を持つので、花のない時も他種と識別しやすい.
*花の大きさがかわれ、多くの栽培ザクラの親になっている。
*ソメイヨシノは本種とエドヒガン系野生桜との交雑に起源を持ち、江戸染井村で育種されたものと言われている。
*本来の自生地は伊豆諸島だが、薪炭材として植樹された為、伊豆〜三浦半島〜房総に野生化が見られる。
oosimazkura.jpgオオシマザクラ
oosimazakura-2.jpgオオシマザクラ


犬桜(イヌザクラ)
*小さな花をブラシ状につけるが、花軸の下方に葉がなく、花穂が短いため葉に隠れて、「ウワミズザクラ」ほど、目立たない。色も黄色みを帯びる。
*バラ科の4亜科の中で「桜」類は「サクラ属」だが、本種は「ウワミズザクラ属」で、本州〜九州と済州島に自生する。
*坂戸の地下水豊かな雑木林には、ウワミズザクラと一緒にまだ十数カ所に自生しているが、全国的に減少途上にあるそうだから、大事に見守りたいものである。美しく、用途の多いウワミズザクラに対して 「イヌ」という卑称辞(ひしょうじ)を頂いているが。
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inuzakura-2.jpgイヌザクラ

uwamizuzakura-2.jpgウワミズザクラ

   文 写真 福嶋 倫子

高麗川の野鳥たち ダイサギ(大鷺) 連載第30回

 清流高麗川は浅羽ビオトープに接し、岸辺の緑を映して流れる。その流れが朝の光できらめく頃、水辺や浅瀬で白鷺の群れが餌捕りをしている。流れの中で魚を追って右に左に小走りし、見事捕らえる。その中で一際大きく見える白鷺が、ダイサギです。 
※国内で繁殖する亜種チュウダイサギと、冬鳥として渡来する亜種オオダイサギの2亜種が分布する。

 世界中の熱帯から温帯で繁殖し、日本では関東地方から九州までの各地で繁殖する。冬は大部分が南方へ移動するが、残るものもある。また別亜種オオダイサギが冬鳥として渡来し、越冬する。体は少し大きい。
 雌雄同色で全身が白色。成鳥夏羽の嘴は黒く、目先は青い。肩羽の一部が長く伸びた飾り羽があり、頸の下端の羽毛も長くなる。脚は黒く、基部に近い部分は淡い。成鳥冬羽や幼鳥は、背や頸の飾り羽はなく、嘴は全体に黄色。
 川や湖沼、干潟等で生活し、水の中をゆっくり歩き、餌を探す。後でふれるコサギなどより脚が長いので、より深い水の中で餌を捕ることができる。水辺をゆっくりと歩きながら、ときどき立ち止まって、水面をジーっと見ている。魚を見つけるとS字状の頸を瞬間的に伸ばし、嘴で挟んだり、刺したりして捕る。カエルやザリガニなども捕る。
雑木林などに集団で営巣し、コサギ、ゴイサギなどと共に混合コロニーを作る。サギ山と呼ばれる。筆者は随分以前に、坂戸市内入西堀込地内の桧林で、混合コロニーを観察したことがある。早朝、日の出とともに飛び立つのをカウントした。約700羽でした。
 巣は木の上に小枝を積み重ねて皿形に作る。産卵期は4~6月、卵数は2~4個、抱卵日数は25~26日位、巣立ちまでの日数は30~42日位。

坂戸市内流域の高麗川で観られる白鷺は、他にコサギ、チュウサギがいる。コサギの夏羽では、後頭から長い2本の冠羽。背の先はカールした飾り羽が出る。岸ぎわの浅水中で片脚を前に出してふるわし、魚を追い出して捕る姿をよく見かける。筆者は、安来節の「どじょうすくいの踊り」を連想します。 
浅羽ビオトープ内水路でも観ることがありますが、以前より高麗川流域での生息数が減ったのではと思います。チュウサギはコサギより大きいが、嘴は短い夏鳥。嘴は黒くて目先は黄色。冬羽では嘴は黄色で先が黒い。8月には冬羽に移行中で嘴は黄色い。坂戸市内で観ることは少ないが、数年前に、入西の稲刈り後の田んぼで、20羽ほどの群れを、バスの中から観た。
 筆者の3種の識別は「大きくって頸が長く、嘴は黄色、脚は黒い」はダイサギ。「嘴は黒色で、黒い脚先に黄色いソックス」がコサギ。頸がダイサギより短く、嘴も短い」はチュウサギです。
 両翼を広げて、ゆったりと水面に舞い降りるダイサギの優雅な姿は羽衣の天女!!

   参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他     文 増尾 隆
                                 絵 坂口 稔 
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ダイサギL90cm

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チュウサギ L68cm

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コサギ L61cm


通常総会のご案内   6/15(日)午前10時~

 来る6月15日(午前10時より)大家公民館多目的ホールにおいて「第12回高麗川ふるさとの会通常総会」を開催します。
会員の皆様方にはお忙しいとは存じますが、ぜひ多くの方に出席いただきますようご案内申し上げます。
総会にやむを得ず欠席される方は送付資料に同封の委任状の提出をお願いいたします。
また、同封にて26年度会費の振替用紙を送付させて頂きましたので納入をお願いいたします。
毎年総会時に行っていますビデオ上映は「東京ビデオフェスティバル2014」「雨乞いの祈り~脚折雨乞行事~」で、入賞された坂戸ビデオクラブ・住田勝さん撮影/編集による「坂戸の四季・音風景」をお楽しみください。


新入会員募集

高麗川ふるさとの会の現在会員数は109名です。
会が発足して12回目の総会を迎えることとなり、会員の入れ替わりはあるものの高齢化が進んでいます。今後のさらなる会の発展のためにも新規入会していただく会員が増えることが、活動の継続を支えるためには不可欠となります。
会員各位がお知り合いに声掛けしていただき、「ふるさとの清流・高麗川」を維持していく会員募集の協力をお願いします。


高麗川ふるさとの会 会報 通巻第34号
2014年6月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 道路河川課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685


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