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樹木案内板設置

ビオトープ散策路脇には「ビオトープで見られる野鳥たち」「ビオトープに棲む生き物たち」の案内板を設置しています。
ビオトープにはまだまだ多くの自然が残されており、「樹木の案内板もあったら」との要望もあり設置することにしました。少しでもこの豊かな自然環境保護に関心を持っていただける方が多くなることを願って作成しました。
毎月第3水曜日に植生観察会を行って4年目になりますが、ビオトープにある樹木のうち代表的なものを21種選んで作成しました。3月の観察会時にそれぞれ自分の担当している樹に案内板の取り付けを行いました。設置後、散策に訪れる方から「樹木の名前がわかってとてもありがたい」との感謝の言葉もいただいています。

*ビオトープの中で春一番に芽を吹く、柳(タチヤナギ・アカメヤナギ)
*ソメイヨシノのような華やかさはないが桜餅の材料にされるオオシマザクラ、またとても桜には見えないブラシ状の花をつけるイヌザクラ
*5月にはビオトープを白い花と甘い香りで覆い尽くすハリエンジュ(ニセアカシア)
*数年前、どこからか種が運ばれてきてセンダンが発芽し、万葉橋下流に大きく成長しています
*かつてこの場所が桑畑であった名残のマグワ
*高麗川本流との合流部には、暑い夏桃のように甘い香りで淡紅色の花を咲かせるネムノキ
*また、昆虫たちにあま~い樹液を与えるクヌギ
*ウラゴマダラシジミチョウの食草となるイボタノキ
*エノキ、ムクノキ、ヌルデ、コウゾ、マユミ等々、秋には多くの実をつける木々もあり野鳥たちの餌となっています。
クヌギは4~5月に花が咲き受粉から1年半もの期間をかけて翌年秋にどんぐりに成熟します。やっと実になったどんぐりが落ち、自然発芽し次世代が育っています。「しっかり大きくなってくれよ!」と周囲の草刈をします。
なお、今回の案内板作成は、武州入間川プロジェクトの助成金を活用しました。

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埼玉県・川のまるごと再生プロジェクト」が始動

こまがわニュース会報№29(2012年9月)で報告させていただいた、「埼玉県・川のまるごと再生プロジェクト」に坂戸市と日高市が提案した高麗川が対象河川として採択されました。
 このプロジェクトは、埼玉県が、川の国埼玉を実現するために実施しているもので、ひとつの川を、市町村全域や関連する複数の市町村をまるごと対象にして、高麗川の再生とまちづくりを、市民の皆さんと市、県が一体となって進めるものです。
 坂戸市では、高麗川ふるさと遊歩道の多和目天神橋から多和目橋までの区間と森戸堰から森戸橋までの区間の親水護岸や遊歩道を埼玉県に整備していただき、遊歩道を高麗川沿いにリニューアルすることで、高麗川に新たな安らぎやにぎわいの空間を創出するとともに、地域や学校と市が連携・協議し、高麗川流域のボランティアの輪をさらに広げて行こうというものです。
 また、高麗川の清流に親しめる遊歩道にすることにより、利用者の増加が見込まれ、健康の推進や、人と人とのコミュニティの創出に大きく貢献することが期待できます。また、市民や地域の団体とともに環境保全に努めることで、清流高麗川の次世代への継承や人々の環境意識が醸成や、形成された良好な水辺空間は人々に安らぎと潤いを与えることが期待できます。
昨年度からスタートした第6次総合振興計画では、「笑顔でつなぐ躍動のまち、さかど」の実現に向けて、各種施策を展開いますが、この高麗川の再生に向けた取り組みは、市民の明るく健康な笑顔を生み出し、にぎわいの創出や安らぎを与えてくれるものであると考えています。
なお、今回このプロジェクトを推進するにあたり、日高市と連携しながら高麗川全体の再生を進めるとともに、地域、学校、県や市が一丸となって取り組むことで、高麗川を再生し、より良い坂戸市のまちづくりの推進にご協力ください。
         記 坂戸市河川公園課

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埼玉県HPより


万年橋下に遊歩道整備工事が完成

平成25年3月、万年橋付近の高麗川ふるさと遊歩道整備工事が完成し、多くの方々に利用されています。
万年橋付近の高麗川ふるさと遊歩道は、交通量の多い県道川越・越生線を横断する危険なルートであるため万年橋の下をくぐる利用者が多く、また、小・中学生の通学路にも指定されていますが、橋の桁下が低いため自転車通行者が頭をぶつける等の事故が発生している状況でした。
このため、高麗川ふるさと遊歩道を高麗川の高水敷を利用するルートに変更し、より安全な通学路としても利用してもらおうと平成23年度から測量に着手し、埼玉県の補助金を受け入れて工事が完成しました。
工事中は、早く新しいルートを通って見たいという声や、完成後には多く利用者からお礼の言葉が寄せられています。高麗川ふるさと遊歩道は、上流部で歩きにくい区間もありますので、引き続き利用者の視点に立って安全な遊歩道整備を進めていきます。
高麗川ふるさと遊歩道は、平成15年度に整備された、高麗川右岸環境側帯から、老人福祉センター城山荘までの延長約10kmの遊歩道です。整備にあたっては、清流高麗川の良好な水辺空間を体感していただけるようなルートを設定するとともに、道標設置、ルートマップの作成及び坂戸駅など3カ所に案内板を設置し周知しています。このことにより、日常的にウオーキングや散策等幅広い世代の方々にご利用いただき、さらに、市が主催するウオーキング大会には、毎年市内外から多くの方々が参加しています。
         記 坂戸市河川公園課

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礫を入れて水質浄化と小魚の住処つくり
   
坂戸市より河川改修事業で撤去された礫をいただきビオトープの水質浄化と小魚の住処つくりに活用することを検討しています。
ビオトープの水質浄化が進めば小魚たちも増えてくれることを期待しての事業です。
礫を入れて礫間接触酸化ろ過材として汚濁物質の分解を進め、さらに早瀬や落差部分を作り曝気効果による浄化も期待しています。
ビオトープは上流から流入し堆積する土砂で小魚の住処となる場所が限られており、また春先には高麗川本川から鯉が産卵のため入ってきます。ビオトープには鯉の他にライギョも繁殖している様子です。広い場所でゆうゆうと泳ぐ魚影は素晴らしいのですが鯉やライギョは雑食性で、水草・貝類・ミミズ・昆虫類・甲殻類・他の魚の卵や小魚など、口に入るものならたいていなんでも食べるほどの悪食であるとも言われています。
水質浄化が進み小魚が多くなればそれを餌にする生き物の環境も整います。

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シリーズ 野 草     連載第22回

イヌガラシ(アブラナ科)
 
もっともふつうな雑草の一つで庭や道端、他の畔にもよく生える。
植物では利用価値のないものにイヌ・・・と名前を付ける例が多いがまさにこれに該当する。
全体に無毛で花は黄色で、果実は短棒状でやや弓状に曲がり明らかに果柄より長い。長い根茎を伸ばす。
多年草。花期4~9月、高さ10~50cm
イヌガラシ



アケビ(通草・木通) 
    (アケビ科アケビ属   才能)


左巻きの蔓が長く伸び、短い枝に楕円形の葉が5枚集まって掌状の葉になる。
春に葉の付け根から花枝をだし、先のほうに淡い紫紅色の雌花が数個咲きその下に紫色の雄花が1~3個咲く。
紫色の果実は秋に熟し食べられる。
ビオトープのあちらこちらで見受けられます。
アケビ

    文:山下 茂  
    写真:吉野 信次     
    参考   野草大図鑑(北隆館)
  


24年度事業参加者は延べ1486名


高麗川ふるさとの会が平成14年6月8日に発足し満10年が過ぎました。
発足時は年間事業数50事業・会員数98名でのスタートでした。現在は年間事業数111事業・会員数107名・年間事業参加者延べ1486名となっています。
最初のころビオトープがオオブタクサやセイタカアワダチソウに覆い尽くされるのではと心配したり、また水路には汚泥から硫化水素の泡がプクプク発生したり、また水面いっぱいにホテイアオイやウオーターレタスが大発生し悩まされたり等・・・といろんな障害もありました。
しかし現在は年間通水も実現し水路の水が枯れることもなくなり水質の改善もさらに進むことでしょう。
発足11年目を迎え今後さらに高麗川ふるさとの会を発展させ、各分科会の活動に興味を持っていただけるよう会員の皆様からのアイデアをいただき活動内容をさらに充実させていきたいと考えています。総会の出欠返信ハガキ裏面に皆さんのご意見をいただく欄を設けました。
「こんなことをしたら?」「あんなことがやりたい!」会員の皆様からの意見を参考に事業を進め、さらに活動を広げていければと考えます。


高麗川の野鳥たち  カワセミ(翡翠) 連載第27回

清流の宝石と言われるカワセミは[高麗川ふるさとの会]マスコットキャラクター「コマちゃん」の生みの親です。
埼玉県下第2位(残念ながら1位ではない)の清流を誇る高麗川流域には多く生息する。
コバルトブルーの背とオレンジ色の下面、その姿はバードウォッチャーを魅了してやまない水辺に棲む美しい鳥だ。

 ユーラシア大陸の熱帯から温帯で広く繁殖し、日本でも全国の平地から山地の池、湖沼、川などの水辺に棲み、多くの地方では留鳥ですが、冬季に北方のものは暖地に移動する。
繁殖期以外は1羽で生活し、一定の採餌場と休息場の縄張りをもつ。水の上に張り出した木の枝や、水の中の杭、石などに止まり、水中の魚をねらってダイビングし魚を捕る。魚が大きめだと、枝や岩に叩きつけて弱らせて頭の方から飲み込む。
 嘴が長く、頭上と嘴の根元から翼は光沢のある緑色。目先と耳羽後方、喉と前頸は白い。嘴の基部近くと耳羽、胸から下尾筒までは赤橙色。虹彩は褐色で雄の嘴は上下黒く、雌は下嘴が赤い。背から下尾筒は金属光沢のある、鮮やかな青色。
 繁殖期にはつがいで縄張りをもち、雄は雌に求愛・給餌する。飲み込みやすいように、獲物の魚の頭を先にして雌に渡す。雛や幼鳥に与えるときも同じです。
 水辺の土の崖や、川岸、池の岸の土壁に50~100cm位の横穴を掘って巣にする。巣穴の一番奥に柔らかい土を敷き、その上に卵を産む。産卵期は3~8月、卵数は4~7個、抱卵日数は19~21日位。
 
 前述の魚だけではなく、水生昆虫類なども捕食する。筆者宅裏の葛川でザリガニを捕り、護岸の上で叩きつけて爪を落とし、飲み込むカワセミを、窓から観察したことがある。 4月23日M紙朝刊に「写真愛好家のYさんが、カワセミがトカゲを捕食する珍しい場面の撮影に成功した」と、写真付きの記事が掲載されていた。

 浅羽ビオトープ内の水路では通年観られ観察ポイントは特にありませんが、万葉橋や浅羽野橋上から上流・下流方向を双眼鏡で左右の岸辺をなぞる様に探します。「居た!いた!」水辺のヨシや張り出した木の枝に止まっている姿を見つけることでしょう。
 水面近くを「チィーッ!」「チー!」と鋭い声で鳴きながら、ブルーラインを引いて飛ぶ。「美しい鳥だ」!!
       
川せみの ねらひ誤る濁りかな  正岡子規

         参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
                        文 増尾 隆
                        絵 坂口 稔
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初観察記録  ヒガラ(日雀)



第118回野鳥定期調査は4月10日に28名(過去最多)の参加により実施しました。

今年は3月中旬よりキレンジャク・ヒレンジャクが各10数羽飛来し、1か月余り滞在したことにより県外から愛鳥家およびカメラマンが連日大勢訪れました。
さて、今回の調査の観察種数は上記2種を加え38種・外来種1種でした。
その中には珍しくヒガラが1羽入っていました。
浅羽ビオトープでは過去の調査及び各会員個人の観察でも確認されておらず今回が初めてです。ヒガラは主に亜高山帯の針葉樹林に生息しています。しかし、モミ林やスギ林のある山地では標高の低いところでも繁殖しているようです。
カラ類では最も小さく11cmほどです。特徴の黒くて短い冠羽がいいですね。マヒワの群れにでも混って飛来したようです。
調査を初めてこれで累計観察種数は96種となりました。
しかし各会員個人の観察種を加えると130種を超えています。
したがってまだまだ珍しい野鳥の飛来が期待できそうです。
記 M/S

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通常総会のご案内

来る6月16日(午前10時より)大家公民館多目的ホールにおいて「第11回高麗川ふるさとの会通常総会」を開催します。
会員の皆様方にはお忙しいとは存じますが、ぜひ多くの方に出席いただきますようご案内申し上げます。
総会にやむを得ず欠席される方は送付資料に同封の委任状の提出をお願いいたします。
また、同封にて25年度会費の振替用紙を送付させて頂きましたので納入をお願いいたします。
毎年総会時に行っていますビデオ上映は坂戸ビデオクラブ・住田勝さん撮影/編集による「坂戸の四季・音風景」の上映を行います。


高麗川ふるさとの会 会報 通巻第31号
2013年6月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ

コマちゃん・感心

事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 河川公園課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685
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