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国際生物多様性年

2010年は「国際生物多様性年」でした。10月には名古屋市で、生物多様性を守る国際会議が開かれました。私は生物多様性と言う言葉をあまり聞いたことがありません。内閣府の世論調査でもこの言葉を聞いたことの無い人が6割もいたということです。国際会議前後から生物多様性に関する報道も多くなったので、早速見聞きすることにしました。
さて、〝生物多様性〟についてはすでに研究された方も多いと思いますが、ここでは埼玉県広報誌「彩の国だより」を引用しますと「生物多様性とは、全ての生き物には違いがあるということ、そして植物や昆虫、動物などが相互につながりあって、バランスを保ちながら共存する状態のこと。」さらに「地球上のすべての生き物は、互いにつながり支えあっています。私たち人間も、そのつながりの中で生きているということを、もう一度考えてみてください。」と記されてありました。その他の報道記事でも地球上の生物が2000年の1年間で4万種類が絶滅しているとか、25~30年後には、地球上の生物の4分の1が失われるなど想像以上に地球上の生物が、かってない速さで絶滅しつつあると考えられます。
こう見聞きしてくると、生物多様性を壊さず守ることは、私たちの最も重要な課題です。
生物多様性の危機を孫子の代に引き継がないことを念頭において、生物多様性を維持するために、自分の行動を見直す時かも知れません。
坂戸市環境学習館いずみで行われている「さかど台地水の恵み塾」によれば平成23年3月には「生物多様性とは」の講演があるとのことです。出席して勉強したいと思っています。
                                  記 三浦



三者協議会 (9月27日)

毎年秋に開催されている協議会が国土交通省荒川上流河川事務所・坂戸市・高麗川ふるさとの会の三者で9月27日に坂戸市役所を会場に開催されました。
今年は高麗川ふるさとの会からの要望を文書で事前に提出しておき、荒川上流河川事務所で事前に現地確認もしていただき協議に入りました。
高麗川ふるさとの会からは 1)浅羽樋管の浚渫について、 2)浅羽ビオトープ内への休憩施設(ベンチ)の設置について。 3)河川敷へのゴミ等不法投棄対策について、 4)既設湾処の有効活用について。 5)堤防未整備区間の築堤工事推進について、 6)用地買収済の事業用地の適正な管理について、 7)堤防草刈回数の増加について、 8)観察広場に向かう階段下の通路整備について、 の8項目の要望を提出していました。
6)7)についてはさっそく対処していただきました。

今後とも三者協力のもと環境保全および整備が進んでいくことを実感しました。




武州・入間川プロジェクト助成決定


平成22年8月2日より募集を開始された「武州・入間川プロジェクト」(官民連携による市民活動の助成事業)に応募いたしました。
「武州・入間川プロジェクト」では、入間川環境保全支援委員会が設置され応募団体多数の中から「高麗川ふるさとの会」他10団体が選定されました。
この助成事業は、武州ガス株式会社(企業者)荒川上流河川事務所(河川管理者)、財団法人埼玉県生態系保護協会(有識者)が主体となり、入間川流域で環境保全活動をしている市民団体等に対して、活動支援を行う新しい形の官民連携事業です。
この取り組みにより自然環境の保全、河川を利用した地域社会の活性化はもとより、河川の維持管理にかかる負担の軽減を目指すという目的です。
「高麗川ふるさとの会」ではこの助成金で今回発の「こまがわニュースNo24号」を発行し、またビオトープ駐車場に設置してある掲示板の補修費等に活用しました。



ベンチ資材搬入

10月に行われた三者協議会時にビオトープ内に設置されたベンチが年月の経過とともに腐食が進み再整備を行いたいとの要望提案を行っていたことから、荒川上流河川事務所より河川改修工事で伐採され廃棄処理する木材があるが高麗川ふるさとの会で利用するのであれば提供するとの連絡を頂き、川島町の入間川の工事現場へ頂きに行きました。
工事で伐採された木はチップにして堆肥に加工し自然に返されるとのことです。
事前の話では直径30cmくらいと聞いて出かけたところ、現場で見せていただいた材はとても人出では動かせないほどの大きな木でびっくり?!?!
人力で運べるサイズの椋の木に変更していただき持ち帰ることにしました。写真でみるとそんなに大きくは見えませんが伐採直後の生木であるため大人が4人でやっと持てるくらいの重さであり、持ち込んだ軽トラで重量制限ぎりぎりまでの4本を頂き持ち帰りました。
ビオトープの3か所にベンチを作って設置すべく仮置きしてあります。
国土交通省・坂戸市・高麗川ふるさとの会の三者協働での保全がうまく廻っていると改めて感じています  感謝!感謝!

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シリーズ 野 草     連載第15回

帰化植物的な存在のスミレで、人の生活している近くの林縁、耕作地、道端、家の周りなどに生える。葉は卵形をしている。花茎とともに無毛であるが、葉の表面に毛の生えることがある。夏季になると葉は大きく変身し、三角形となり葉柄上部に翼がつき長さ8cmほどになる。直立した花茎の先に淡紫色か紫色の花を開き、花後に湾曲する。多年草で本州、四国、九州に分布し花期は3~4月ごろ。
#俳句  高麗の川ここが源流すみれ咲く#

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フキ(きく科)

人にもっともよく知られる野草の一つである。山地の道端、沢の縁等に葉柄、春早くから根茎から前年の葉そうの中心に花茎(これを蕗の薹と呼んでいる)をたて、大きい鱗片葉を多数つけて蜜散房状に頭花を咲かせる。雄株の花は花粉をつくるので黄色みがあり、雌株の花は白い。雄の蕗の薹は間もなく枯れるが雌の蕗の薹は70cmくらいまで伸び、早春の風味として食通に喜ばれる。多年草で本州岩手県以南に生える。
# 短歌  黄みどりの春のかたまり蕗の薹天ぷらでこの苦み味わう#

fuki[1]

    
    参考文献、野草大図鑑(北隆館)
    文・写真  山下  茂


高麗川ふるさとの会が「コバトン the ムービー」に登場!

 高麗川ふるさとの会の活動が「コバトン the ムービー」に登場!
私たちの日頃の活動が、movieで公開されました。会の活動をよりわかっていただけると思います。ぜひ、ご覧ください!!
感想&入会申し込みの方は、 Q@komagawa.org まで、連絡ください。お待ちしております。
「浅羽ビオトープ 自然を守る ~高麗川ふるさとの会」
制作者 住田勝氏

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高麗川の野鳥たち アオジ(青鵐) 連載第20回

浅羽ビオトープに、秋から初冬への移ろいを感じる10月下旬から11月上旬、
ツグミ、シメ、カシラダカ、ベニマシコ、そしてアオジなど冬鳥が渡って来る。
アオジは夏鳥として北海道と本州に渡来し、繁殖する。
北海道と東北地方北部では、平地から山地まで広く分布するが、東北南部より南では、
春から夏(4月~9月)は山地にいて、秋から冬(10月~3月)は平地または南の暖地へ移動し、越冬する。
シベリア東部、サハリンや千島に生息し、一部が冬鳥として日本に渡来するものも多い。
 
雄の頭上と頬は緑灰色で、目先から嘴の基部は黒い。
背は緑灰色で黒い従斑があり、上面は淡い褐色。翼には2本の淡色帯がある。
下面は黄色で、胸と脇腹に黒褐色の従斑がある。
雌は全体に雄より淡色で、目先の黒色はない。
 本州中部では標高1000mぐらいの明るい林、林縁等で繁殖する。繁殖は一夫一妻で行います。
雄はよくさえずり、なわばりを確保します。巣作りは雌。子育ては雌雄協働で行います。
地上または低木の枝の上に、イネ科植物の茎や葉で椀形の巣を作る。
産卵期は5~7月、卵数は4~5個、抱卵日数は13~14日位い。巣立ちまでの日数は12~13日位である。
 越冬期には平地から低山の明るい林の下やぶ等草地で生活し、
地上を跳ね歩いて、草の種子や昆虫類、クモ類などを採食する。
 
 浅羽ビオトープでは同じ時季、アオジと同じホオジロ科のクロジも飛来している。
クロジは黒っぽい色の鳥です。常に暗いところを好んで生活し、地上を跳ね歩いて移動しながら、
草の種子や昆虫類、クモ類などを採食するのもアオジと同じ。
驚くとすぐにやぶ陰に入るので、観察するのがむずかしい。
 筆者は20数年のウオッチャー歴で2度しか観ていませんが、会員のMさんによると、
毎年浅羽ビオトープ内数箇所で観られ、今シーズンも雄2羽、雌1羽がはいっているそうです。
(紙面のスペース上クロジの詳細説明は割愛。坂口氏のイラストを参照してください)
 アオジ観察ポイントはビオトープ排門前の水路右岸の草やぶです。
11月10日(水)当会の野鳥定期調査観察会で、今季初確認。
とき折草やぶから出て明るい日の光を浴びると、胸から腹の鮮やかな黄色の美しさに、感動します!!
  
参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他
文 増尾 隆  絵 坂口 稔
 
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アオジ  スズメ目ホオジロ科 L(全長) 16cm
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クロジ  スズメ目ホオジロ科 L(全長) 17cm


環境学館いずみ「さかど台地水の恵み塾

環境学館いずみ主催の「さかど台地水の恵み塾」で植生(7月)環境整備(10月)野鳥(11月)さかど産業まつり,環境展出展と取り上げられました。
高麗川ふるさとの会が坂戸の環境保全活動団体として大いにアピールできたことはとても喜ばしいことです.

*暑いさなかの7月、植生観察講座です。参加者は40名、講師の福島さんの計らいでできるだけ涼しい木陰をと中里堰の樹林からスタートしました。
6月に満開の花を咲かせたハリエンジュがビオトープを占領しつくしそうな勢いであること。エノキ林がもう少し元気になってほしいこと。整備の際に移植されたハンノキの話。等などとてもユーモアあふれる解説で暑さも時間も忘れての有意義な勉強会でした。

*10月の環境整備では浅羽野公民館において高麗川ふるさとの会会長からビオトープが造られたいきさつなどの説明が行われ、「自然を守る人々」(住田勝氏撮影・編集)を鑑賞した後、現地での説明を行いました。
ビオトープには通年通水という課題がありますが、講座の最後に井戸掘りの計画があるとかお聞きしました。「ビオトープに井戸を掘れたらいいね」との提案も頂きました。これが実現できればコラボレーション成功です。
情報交換がこれからの活動につながっていくことを期待しています。

*11月の野鳥観察会では坂口さん・増尾さんの両名が講師として参加しました。
受講者22名と主催者側6名の28名が参加されました。観察種が参加者数と同数あり、受講された方々も市街地の近くで2時間ほどにこれほど多くの野鳥を観察できる浅羽ビオトープを再認識されたようです。
また、当日は高麗川ふるさとの会の水生植物の除去等水辺の整備の活動日でもあり観察途中で
活動中の皆さんに出会い、あらためて自然環境保全の必要性を痛感されたようです。

*環境展参加 11月6日(土)7日(日)に開催の第7回さかど産業まつりの環境展に初めて「高麗川ふるさとの会」が出展しました。
「浅羽ビオトープ」および「高麗川ふるさとの会」の紹介を主目的として最新の「こまがわニュース」およびこれまでこまがわニュースに掲載した我々の活動の写真を主に展示しました。
すぐ隣で浅羽ビオトープや会の活動等を撮影された住田さんのビデオが上映されていた効果もあり、来場された方々が市街地の近くにこのような豊かな自然があり、そしてその水辺環境の修復・保全に活動しているボランティア団体があることを知り激励・賛同していただき、意義ある展示だったと思います。                      記 坂口

環境学館いずみとのコラボレーションが実現できたことは大変有意義なことと感じています。
環境学館いずみの「いずみデー」への参加もさせていただくことになり、清流高麗川の保全に協力していくきっかけになると思います。


環境デー・水辺の整備・水床清掃

 秋になり夏の猛暑の影響から初秋になって木々が新芽を吹くといった異常気象でビオトープの様子も例年とは少々違った状況でした。
 
9月10月は散策路周辺の草刈りを行いました。
10月後半から12月までは水路に入って水草の除去・水質浄化に活躍してくれた空芯菜の筏の撤去作業と続きました。
2010年は下流より水路をあける作業を行い10~12月の活動日(環境デー・水辺の整備・水床清掃)でビオトープ約700mのうちほとんどの水草を撤去し水路の確保を行うことができました。
出島部分より上流部浅羽野橋までは今まで手付かずの状況でしたので、ツルヨシが水路いっぱいに根を張っておりこれを除去するのは大変な作業となりました。
手作業で除去を行った区域の翌年の発芽率からみると、やはり人出で一本一本抜いていくのが一番効果的と思われます。


渡良瀬遊水地野鳥観察会   (12月1日)
私はかなり前に2回ほど渡良瀬遊水地に来たことがあったのですが
その頃はまだ、鳥などを観察することがなかった時代のことで、
池から池へとサイクリングを楽しんだりしていただけでした。
今回は風もなくよく晴れた、暖かい日でした。
到着してすぐ配られたお弁当を持って出発です。
行きのバスの中で図鑑を出して調べていた鳥の
ミコアイサ・カンムリカイツブリ・ヒドリガモハヤブサなどを観ることができました。
一番感心したのは、波打ち際に勢ぞろいしている鳥たちの行列です。
延々と100m?200m?あるいはそれ以上かな?
なんと! たくさんの鳥たちがズラーと並んで水のほうを見ながら日向ぼっこを
していたのです。
その中でも一番多かったのはカワウでしょうか?
我ながら滑稽だと思ったのは、浮島の浮に利用している、
<大きなまっ白い発泡スチロールを>遠くから観て「、巨大な水鳥?」 と思ったり
<太陽にきらきら輝く赤いキャップのペットボトルを>観て
「あれは何でしょう?鳥かな?」と聞いたり、かなりトンチンカンだったことです。
広大な池の周りを5kmくらい歩いたでしょうか。
最後に「アキニレ」という大きく立派な木があり、実をびっしり付けていました。
「ハルニレ」という木もあるそうです。
このグループには鳥の先生・植物の先生と、博士級の人が揃っていらっしゃるので
大変心強く勉強になります。
観察地 渡良瀬遊水地
天候 快晴
観察時間 10時30分~14時
今回の観察種 37種+1種
参加者  26名
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高麗川ふるさとの会 会報 通巻第24号
2011年1月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 河川公園課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685
コマちゃん・飛翔+花
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