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第9回通常総会   6月12日(日) 10:00~
高麗川ふるさとの会、第9回通常総会が6月12日(日)10時より坂戸市立大家公民館多目的ホールにおいて伊利坂戸市長、環境部部長、国土交通省荒川上流河川事務所長、越辺事務所長にご臨席を賜り開催されました。
会員総数110名、総会出席37名、委任状提出40名、で総会成立宣言がなされました。議長に武藤さん、書記に川村さんが選出され、第1~2号議案、平成22年度事業報告、会計報告、第3号議案、役員改選(案)、第4~5号議案、平成23年度事業計画(案)、収支予算(案)、がすべて原案通り承認されました。
ご臨席いただいた国土交通省からは3月11日の東日本大震災で荒川水系においては築堤に亀裂を生じた場所が何箇所かあったが、幸いにも大きな被害はなく修復作業も終了しているとの説明がありました。
総会終了後「ビオトープに夢追う人々」川田猛男さん作品(川越シネクラブ会長)と 「首都を支えた川物語 後編:戦後から21世紀へ」(企画;国土交通省関東整備局)を上映しました。
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中国からの研修生来訪  (8/10)
8月10日(水)国土交通省荒川上流河川事務所からの依頼で、中国から早稲田大学への留学生「丹(タン)さん」が高麗川ふるさとの会の活動状況の研修に来訪され、会員4名で案内しました。
現地を一通り歩きながら説明。その後公民館に場所を移し
・高麗川ふるさとの会の成り立ち
・現在の活動状況
・今後の活動の見通し
・今後の課題     などをお話しました。
現在の会員の活動への参加状況などから、「この地域に住んでいる人々はほとんど都内で仕事をしている埼玉都民であり、このような環境活動に参加してくれる人がなかなか増えないのでは?」と、わが会の最重要課題をズバリ指摘されたりもしましたが、また折を見て再び浅羽ビオトープを訪れたいとの言葉もありました。再見(サイチェン)(See you again)
会員の皆さんからの活動を活発に継続するアイデア(企画)を提案いただきたく思います。
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研修生 丹さんと

水の中の生き物調べ    (7/24)
夏休みの恒例の事業「水の中の生き物調べ」を開催しました。昨年から浅羽野公民館と2者でのコラボレーションで行っていましたが、今年は「荒川流域ネットワーク」の放流アユの遡上調査も加わりにぎやかに行いました。
広報「さかど」を見ての参加者、公民館からの参加者、高麗川ふるさとの会の掲示板を見ての参加者と例年になく大勢の参加で総勢65名にもなりました。

集合後、まず水に入っての注意事項をしっかり聞き、
みんないっせいに水の中へ・・・
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先日の台風による雨で水量が増えて実施できるかと心配しましたが、直前3日間天気が回復したおかげで子供たちのひざ上くらいまでの水深となりました。
魚も流量の増した本流から支流のビオトープに避難してきており、水に入ったとたんにあちらこちらから
「あっ、とれたよ~」の声があがりました。

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今回、子供たちが捕った魚は、ハヤ、シマドジョウ、ドジョウ、ジュズカケハゼ、ウシガエルのおたまじゃくし、アメリカザリガニ、タイリクバラタナゴ、ギバチ、ナマズ(これはバケツに入れるときに逃げられました)、コイ、などなど・・・
短時間でしたがいっぱい捕まえることが出来て子供たちの満足そうな笑顔が見られました。
捕れた魚の種類からみると、ここ高麗川ビオトープの水質は、比較的きれいであると判断できます。
捕れた魚についての説明のお話も聞き、夏休みの絵日記のページを飾ってくれることと思います。
公民館からは「浅羽野子供農園」で育てたスイカ、荒川流域ネットワークからはカキ氷と魚の塩焼き(アユが取れればアユの塩焼きの予定でしたが残念ながらマスでした)
高麗川ふるさとの会からは、アイスが振る舞われました。
ただ、残念だったことは高麗川本流の水流が速く、本流での地引網に小さな子供たちが参加出来なかったことです。

近くに水辺があっても安全面からもなかなか水に触れ合うことが少なくなってきている状況です。
この機会に水に親しむことの楽しさを知ってくれる子供たちが多くなってくれることを希望します。
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草刈業務委託について (年3回)
今年度の総会で承認された事業の中に、坂戸市からの浅羽ビオトープの草刈業務委託事業(年3回)があります。

今までは坂戸市シルバー人材センターに発注されていたビオトープ内の草刈業務のうちの一部を「高麗川ふるさとの会」への業務委託事業として契約を行い実施することになりました。

機械を使った作業を行うことから、今までのボランティア保険では事故があった場合の対応が不十分ではないかと、機械作業参加者対象の傷害保険に加入しました。保険料は委託事業費から充当します。

毎年、シルバー人材センターの方と事前打ち合わせを行いながら作業をしていただいていましたが、今回の契約でビオトープの状況を見ながらの草刈作業日程を決めることが出来るようになりました。
ビオトープの環境を守っていく管理上大変ありがたいことです。

まず、今年の第1回目の作業は
・5月2日  樹林と万葉橋上流部
・7月5日  ビオトープ中央部
・8月2日  浅羽野橋より下流部
・8月14日 再び樹林

と、ビオトープ全面を一度に刈るのではなく、植物の開花時期、昆虫などの繁殖時期を考えながら草刈作業を行っていきます。
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作業前

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作業中

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作業後

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精鋭がズラっと並んで




水辺の整備       (毎月第3土曜日) 
今年も空芯菜の筏による水質浄化を行っています。
ビオトープ中央部の筏に植えつけた空芯菜はとても大きく繁茂しています。
これは喜ぶべきか? 悲しむべきか? 
水質浄化作用に貢献していると見るか? ビオトープの水質の富栄養化の表れか?
今年度中に(前号でもお知らせしました)埼玉県による助成事業で5号堰よりの水路の工事が行われます。
一年を通して水がビオトープに流れることで水質が変化し、来年度の空芯菜の成長の様子がどう変化するでしょうか・・・

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シリーズ 野 草     連載第17回 

センニンソウ(キンポウゲ科)

他の植物にまとわりついて伸び広がる植物です。
その広がった上を覆い隠すほどたくさんの白い花を咲かせ、花が終わると果実(種子)に白い長い羽毛状の毛がついて風に運ばれる。
羽毛状の毛は雌しべの柱頭が変化したものです。
この毛を仙人のひげにたとえたところからついた名前ともいわれる。なお有毒なので注意を要する。
多年生つる草で花期は8~9月。日本全国で見られる。
ビオトープでは林縁部に多く見られます。

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サクラタデ(タデ科)

タデ類のハナは小さく花被はあまり開かず花後も果実を包むのでいつ開花したのか判断がむずかしい。
タデの花弁は無く花と思われている部分は額である。
雌雄異株で雄花は花被が大きく開くので花は目立つ。しかも地下茎でよく繁殖し群生するので美しい。
雄の花穂は糸状に長く花をまばらにつけるが、雌の花穂は短く花を密につける。サクラタデは名前のとおり桜色の美しい花を咲かせます。
花径は3~4mm。多年草で北海道以外の低湿地に見られる。
花期は8~10月。高さは40~70cm。
ビオトープでは中央部の見晴台部分の水辺に生えているのを2年前に確認しました。少しずつですが増えてきています。
注意してみていただくとオオイヌタデとならんで可憐な花を咲かせています。

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参考文献、野草大図鑑(北隆館)           文  ・ 山下  茂
写真 ・ 吉野 信次、福島 倫子

報告:れんが色の珍種アイリス(アヤメ属 Iris(アイリス))

前号で「私はだあれ??」と解決できなかったレンガ色の珍種?アイリスを観察会の講師をお願いしている福島さんにお願いして、植物の専門の先生にお聞きいただいたところアメリカで作出された園芸種「ルイジアナアイリス」であると判明しました。
キショウブと同様に大変強い種で水湿地で繁殖します。
園芸農家からビオトープに移出したようです。
その後、坂戸市内の入西地区の農家の水田脇にたくさん咲いているのを見つけ栽培している方にお聞きしたところ「佐倉のあやめ祭りに出かけた時に購入し育てている」との事でした。

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ルイジアナアイリス


高麗川の野鳥たち  バン(鷭)   連載第22回
初めてバンに出会ったのは25年も前である。空の色を映して青く流れる高麗川で、一見黒っぽく、そして赤と白のアクセントを付けて、水面を横切る姿は印象的でした。先輩の「昼だけどバンだよ!」の言葉と共に、一度で覚えた。
 バンは本州北部以北では夏鳥で、関東地方以南は留鳥。高麗川や浅羽ビオトープでは通年観られる。平地から山地の湖沼、池、河川、水田、湿地などを好み、生息活動する。雌雄同色で、成鳥は頭部から頸と体下面が灰色味のある黒色。背と雨覆には茶色味がある。脇には白色斑があり、下尾筒の両側が白い。嘴と額板は赤く、嘴の先は黄色。脚は黄緑で腿は赤い。雛は黒い綿毛に覆われ、頭頂はピンク色で、目の上は青い。嘴は親鳥と同じで先は黄色、基部は赤い。羽毛が生えて幼鳥羽になると、嘴の赤色は消える。幼鳥は褐色で、喉、頸の前面、体の下面が淡く、脇の白色斑はある。嘴は黄褐色。下尾筒は白い。
 水面を泳いで餌をとることもあるが、広い水面に出ないで草かげで餌をとることが多い。警戒心が強く、少しの物音や人影に敏感で、草むらなどに逃げ込む。
 繁殖期には、水辺の草や芦原などに枯れ草を積み上げて巣を作る。5~12個の卵を産む。暖地では年に2~3回繁殖し、最初にかえった若鳥(1番子)が、次に孵化した雛(2番子)に餌を与えたり、親鳥の手伝いをする。水ぎわの草かげや、水草の上を歩き回ったり、泳ぎながら植物の実や昆虫類などを採食する。水上では尾を上げた姿勢で、くびを前後にふりながら泳ぐ。水面をけって助走し飛び立つが、長距離は飛ばない。ふだんあまり鳴かないが、繁殖期には「キュル」「クルルル」と高い声で鳴く。

 筆者は以前、自宅近くの西坂戸調整池でヨシ原に営巣し、雛誕生を観察したことがある。巣は水面より少し高いところに作っていた。また、去る6月15日(水)、当会の「定例野鳥調査観察会」で、浅羽ビオトープ水路に親鳥と若鳥が一緒に行動している姿を、浅羽野橋上で観ることができた。坂戸市浅羽ビオトープ生まれの「バン」に参加者一同感動!!
   
 参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他 文 増尾 隆 絵 坂口 稔

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バン ツル目クイナ科 L(全長) 32 cm



第6回写真展開催  (8/16~8/22 ・ 9/3~9/9)

第六回高麗川ふるさとの会写真展をふるさとの湯で開催しました。9月3日からは坂戸市役所ロビーでも展示します。
今回出展された作品は41点を数え、いずれの作品もすばらしく「こまちゃん賞」の選定も、どれにするか迷いました。
出展いただいた作品の中で掲示板での公開をご了解いただいた写真は坂戸市河川公園課にご寄付いただき,高麗川の環境束帯の掲示板に掲示し[清流・高麗川]のアピールに使用させていただきます。

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写真展出展作品選考風景

森林公園 野鳥・植物観察会  (5/25)  
野鳥分科会で行っている探鳥会を、今回は電車を利用して国営武蔵丘陵森林公園に出かけました。
 公園に入ってすぐの樹上に、いつもは忙しく動き回るコゲラがジ~っと枝に止まったまま動かない「どうしたの?病気?だいじょうぶ?」じっくり観察できると喜ぶより,みんな心配でならない様子。
 今回は野鳥、植物だけでなく、途中の水溜りにトウキョウサンショウウオの卵と子供も見ることが出来、盛りだくさんな観察会でした。

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国営武蔵丘陵森林公園にて


ビオトープの植物の変化について
浅羽ビオトープが完成して9年目を迎え、「ビオトープの植生の様子に変化が見られているのではないのか?」との声があったことから植生の観察会を行っていただいている福島さんにお話をお聞きしました。
Q:まずは、ビオトープが整備されたころには人間の背丈よりも大きくなるほど繁茂していたセイタカアワダチソウ、ブタクサについては?
A:昨年、今年と続いた猛暑の影響(水不足で一時的に自滅)・草刈・アレロパシー(ある植物が他の植物の生長を抑える物質を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、あるいは引き寄せたりする効果の総称)ではないかとの事です。
Q:次にタンポポですが、整備直後にカントウタンポポの分布調査を行い、一時はセイヨウタンポポにビオトープが支配されてしまうかとも思いましたが?
A:現在はカントウタンポポが復活している様な傾向が見受けられるようになってきています。他の地域でも同じような傾向が見られます。しかしカントウタンポポとセイヨウタンポポの交雑種になってきている可能性があります。
* ビオトープに人間が入り込むことにより外来種の種子が持ち込まれる事も多くあります。
一般的には草刈を行うことで自然条件による植物自体の遷移があり、長い期間をかけて植物を観ていく必要があります。新種の外来植物が進入し昔からの植物の減少は明瞭に見られるところですが、外来種を目の敵にするのではなく仲良く付き合っていくことが必要と感じました。


高麗川ふるさとの会 会報 通巻第26号
2011年9月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ

事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 河川公園課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685
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