2016.06.26 草刈り作業
今年の3月~6月上旬までの少雨の影響で
ビオトープの水路の約半分の水が干上がり
ひび割れの状態が見受けられました。
この時期は堰からの水が田植えのため田んぼに
取り込まれるのでこのような状況が3年前にもありました。

梅雨に入り、少しづつではありますが降雨もあり
今まで水がなく立ち枯れていた草たちが一気に元気になり
1~2週間で約1mくらいに丈を伸ばしてきています。

やっと水が流れるようになった水路に覆いかぶさってきています。
IMG_0659-2.jpg

環境デー・水路整備・環境整備の活動日にこれらの刈り取り作業です。
刈り取った草は水路に流れ込まないように引き上げます。
IMG_0660-2.jpg

約2時間の作業で本流との合流部の水路が開きました。
IMG_0661-2.jpg


シリーズ植物     連載第31回

音符1ビオトープの“花は夜開音符2


❖ネムノキ (マメ科)
ねむの木
★蜜を出す頂生花は筒部が長い。
ねむの木2

*初夏の夕暮れ時に、香り高く咲き始める。
だから、花の鑑賞は夕方か早朝に限る。

*10数個の花が頭状に集まり咲いている。
  まるで化粧筆の様な、白・桃色に染め分けた絹糸の束は花びら
  ではなく、「おしべ」である。
*萼や花冠は緑色で小さく目立たない。
*夜、香りに誘われ訪花する「スズメガ」の仲間は突き出るめしべに
  花粉を付け、蜜を求めて、「おとり花」の花粉にまみれる。
  蜜を出すのは1〜2個の頂生花だけだからである。
*花とは逆に、羽状複葉の小葉は夜閉じる。
小葉の表側が合わさる姿から「合歓の木」。
  中国では夫婦円満のシンボルだそうで、不機嫌な夫の酒に花を入れて飲ませると機嫌が直るという伝説があるとか。
試してみてはいかが?

❖メマツヨイグサ(アカバナ科)
メマツヨイグサ
メマツヨイグサ2


❖カラスウリ (ウリ科) ・・・雄花と雌花がある。写真は雌花
カラスウリ


🔵初夏から夏に夜咲く花は、➀闇夜に浮き立つ白や淡黄色 ➁高い香り ➂長い筒を持ち、
 底に蜜を隠す。信頼できる花粉の運び屋は、「スズメガ」の仲間達である。
 ➀高い飛翔能力 ➁長い口吻 ➂ホバリング能力 の優れた資質で受粉に貢献している。 


オオスカシバ
※夕方、ネムノキをよく訪れる「オオスカシバ」―口吻が長い。
※夜行性の蛾の吸蜜写真は難しいが、昼行性の蛾でもタイプの花の形は
 分かる。一般に筒部が長く、筒の長さは相手の蛾の口吻サイズに適応し
 種ごとに特化しているようである。
news omote


行政との協働で守る環境

高麗川ふるさとの会の設立から14年目となる新年度がスタートしました。

ビオトープにお越しいただいた方はお気づきと思いますが、3月に坂戸市の事業でビオトープ内の万葉橋・浅羽野橋の2か所の塗装を行っていただきました。
ビオトープが整備されて以来、初めての塗装でペンキも剥げていましたが元のきれいな姿を取り戻しました。
万葉橋塗装
きれいになった万葉橋

また1月下旬に坂戸市の事業でビオトープ内の水路2か所の浚渫を行っていただきました。浚渫の効果で渇水期にもビオトープの水路が干上がることもなく水路には豊かな水が流れ、訪れる方々の目を楽しませています。
浚渫作業中
浚渫作業中
浚渫後の現在
浚渫後の現在の様子

しかし4月には環境が良くなった水路に多くの鯉が産卵をするため侵入し、はたき(産卵)を行っているのを目にしました。鯉は雑食性ですので、ビオトープ内の小魚はもちろんエビやザリガニなどまで食べてしまいます。今後は鯉の侵入対策が必要になるのではないでしょうか
鯉のはたき
鯉のはたき(産卵)


今年度は万葉橋傍の樹林の大きくなったクヌギの伐採を行っていただく予定になっています。

市民の憩いの場として整備されたビオトープの環境を守っていく活動は、「高麗川ふるさとの会」だけではなく行政との協働で行うことがベストであり、「浅羽ビオトープ」はその代表的な例であると思います。


水草除去・桑掘り取り作業

今年度も坂戸市からのビオトープ内及びビオトープ駐車場の草刈り業務委託を受けました。
国土交通省の築堤の草刈り作業の開始とともに「高麗川ふるさとの会」でも堤外地の散策路脇や水路法面の草刈り作業を5月中旬より開始しました。
 
これより前の11月から4月までは草刈り作業がないため、夏の間、水質浄化に活躍してくれた水生植物が枯れ水質を悪化させるので除去作業を行います。
寒い季節の水中での作業ですが広がった水路に早速水鳥がやってくる達成感は何物にも代えられません。
水草除去20163
水草除去作業

ビオトープ整備前、この場所は桑畑であったため、多くの桑の木が自生しています。
法面の草刈りを行うときこの桑の木に刈り払い機が当たりはねて怪我をする恐れがあるため冬の間に根っこから掘り起こして草刈りの安全確保作業を行います。
桑掘り20163

桑堀成果
こんな大きな根っこも


全く困った飼い主さん

落ち葉の季節も終わったころビオトープ内のあちこちの木の枝にビニール袋の花が咲いている。
さて、これは? 何かと? 
中にはワンちゃんの落とし物が・・・
散歩に訪れた飼い主さんが袋には入れたものの持ち帰って処理するのが面倒・・・
人目がないすきに投げすてて木の枝に、それも尋常な数ではない。毎回、の清掃活動時に木の枝に、草むらに、水中にといたるところから落とし物が・・・
1回の清掃活動で袋いっぱいになる。
看板を市役所から頂いて立て、持ち帰りの警告を。
これが新年度の初仕事・・・
看板立てて
看板立てて

環境保護団体への助成をうけて

「高麗川ふるさとの会」の活動は各種団体からの助成金をいただくことによって継続してこられたといっても過言ではないでしょう。
今年度は
「武蔵野銀行・みどりの基金」と
「武州入間川プロジェクト」からの
助成の決定をいただき事業計画・予算をくみました。
「みどりの基金」の助成では草刈りを行う刈り払い機2台の購入、および水中作業用胴長の購入に充当します。
刈り払い機

武銀助成

「武州入間川プロジェクト」の助成では年3回発行しています「こまがわニュース」発行にかかる費用に、また環境保護活動作業に従事する際の傷害保険に加入します。
このように会員各位の協力はもとより、活動の継続に必要な財源を助成していただけることは大変ありがたく感謝申し上げます。


エナガの巣壊される

ビオトープ内では毎年エナガが営巣します。昨年、一昨年はカラスに巣が襲われてしまいました。これは自然の摂理で仕方がないことと考えていました。
 しかし今年は人の手によって巣が壊されるという事態が発生しました。
 エナガは何時もは比較的高いところに巣をかけますが今回は地上1mくらいのところで巣作りをしていました。
低木で細かい枝が多くある場所を選んでの巣作りだったので「今年はカラスに襲われることもないでしょう」と安心していましたが人間によって巣が壊されるという事態になってしまいました。   人の手によってこのようなことが行われたことの証拠にアケビの蔓で巣が落ちないように細工してありました。
約半月前からエナガのペアーが一生懸命巣を作って、やっと巣が完成し、そろそろ抱卵という時期にこのような心無い人間によって巣が壊されるということになり、とても残念なことです。
巣つくり中
巣作り中

巣完成
巣が完成

巣向きが変えられて
巣の向きが変えられて


シリーズ植物     連載第31回

音符1;ビオトープの“花は夜開く音符2


❖ネムノキ (マメ科)
ねむの木
★蜜を出す頂生花は筒部が長い。
ねむの木2

*初夏の夕暮れ時に、香り高く咲き始める。
だから、花の鑑賞は夕方か早朝に限る。

*10数個の花が頭状に集まり咲いている。
  まるで化粧筆の様な、白・桃色に染め分けた絹糸の束は花びら
  ではなく、「おしべ」である。
*萼や花冠は緑色で小さく目立たない。
*夜、香りに誘われ訪花する「スズメガ」の仲間は突き出るめしべに
  花粉を付け、蜜を求めて、「おとり花」の花粉にまみれる。
  蜜を出すのは1〜2個の頂生花だけだからである。
*花とは逆に、羽状複葉の小葉は夜閉じる。
小葉の表側が合わさる姿から「合歓の木」。
  中国では夫婦円満のシンボルだそうで、不機嫌な夫の酒に花を入れて飲ませると機嫌が直るという伝説があるとか。
試してみてはいかが?

❖メマツヨイグサ(アカバナ科)
メマツヨイグサ
メマツヨイグサ2


❖カラスウリ (ウリ科) ・・・雄花と雌花がある。写真は雌花
カラスウリ


🔵初夏から夏に夜咲く花は、➀闇夜に浮き立つ白や淡黄色 ➁高い香り ➂長い筒を持ち、
 底に蜜を隠す。信頼できる花粉の運び屋は、「スズメガ」の仲間達である。
 ➀高い飛翔能力 ➁長い口吻 ➂ホバリング能力 の優れた資質で受粉に貢献している。 


オオスカシバ
※夕方、ネムノキをよく訪れる「オオスカシバ」―口吻が長い。
※夜行性の蛾の吸蜜写真は難しいが、昼行性の蛾でもタイプの花の形は
 分かる。一般に筒部が長く、筒の長さは相手の蛾の口吻サイズに適応し
 種ごとに特化しているようである。

高麗川の野鳥たち  オオタカ(蒼鷹)  連載第36回

清流高麗川は今、新緑に映えて、悠々と流れる。野鳥の世界は、子育てや巣立ちの季節。 
当連載も第36回となり、イラスト担当の坂口氏より「今回は、オオタカ」との提案。
「や~っと オオタカ!」オオタカは、浅羽ビオトープの原点だ。 筆者には、感慨深いものがある。

 平成8年4月に、国土交通省より「ふるさとの川整備事業」の指定を受け、
鶴舞まちづくり委員会が[高麗川河川改修勉強会]を立ち上げ、
その第4回野鳥観察会〈平成10.3.29(日)〉に於いて、
当時の鶴舞川の湿地帯の枯れ立木に止まっているオオタカを、参加者皆さんで観察。
その後、名称変わった[ふるさとの川高麗川を考える会]第12回野鳥観察会〈平成13.7.8(日)〉で、
坂口稔指導員が、浅羽地区における「オオタカ」の営巣・繁殖の観察状況を説明し、
私(筆者)から、十分な情報管理を皆さんにお願いし、
今回で観察会が5年目になること、この間の自然環境への意識の向上の成果など話す。
これ等の事から、平成13年3月設立の[こまがわ市民会議](6回開催)において、
同地点を「自然観察広場」とする当初案は撤回された。

 オオタカは九州以北では留鳥で、平地から山地の林、河川、農耕地、湖沼などに生息。
翼は幅広で、尾羽は長い。成鳥雄は、頭からの上面は暗青灰色で、白い眉斑と橙黄色の虹彩が目立つ。
体下面は白く、褐色の細かい横斑と細い軸斑がある。成鳥雌は上・下面とも褐色味がある。採食は、
小鳥やネズミなどの小動物。肉食である。
 オオタカは、ワシや他のタカ・フクロウなど猛禽類の仲間で「高次消費者」と云われ、
「生態系」の「食う、食われる」の「食物連鎖」の頂点に位置づけられ、自然環境のバロメーターです。
その生息は、自然の豊かさを示します。

 筆者が「日本野鳥の会」に入会した1986年(昭和61年)頃は「埼玉県内生息数は、10つがい程」と云われ
、環境省によって、1993年国内希少種に指定され、当県では「オオタカ等保護指針」により、
営巣地調査、開発事業の規制、違法行為の取り締まり等の保護政策により、生息数は増えた。
最近は、都市部でも見られることから、環境省は種の保存法に基づく「国内希少種」の指定解除を検討しているそうです。

 指定が解除されても捕獲は規制されるが、里地里山の開発がしやすくなると、
自然保護団体は心配している。 身近な自然を大切にし、共生していく。
それが生物の多様性をはぐくむ道にもなる。
※2016.5.4 毎日新聞 社説より引用

現在、浅羽ビオトープ地内での営巣はないが、その姿はよく見かける。
金色のらんらんたる目、武器の尖り曲がった嘴、湾刀のごとき爪
         精悍な姿  魅惑の野鳥です!!

 参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
                             文 増尾 隆  
                             絵 坂口 稔
オオタカ飛翔
オオタカ立ち
                オオタカ タカ目タカ科
                L(全長) ♂50cm ♀56cm



珍しいヨシガモ(葭鴨)の観察記録

4月中旬、高麗川の中里堰上流でヨシガモを観察したとの報告を受けました。(北村さん、青山さん等より)
高麗川でヨシガモの観察記録は平成22年12月に多和目橋上流の下狸穴付近での増尾さんの報告以来と思います。
野鳥調査(4月13日)では観察できませんでしたが、翌日昼頃にカルガモ・オカヨシガモと一緒に泳いでいるのを確認しました。
ヨシガモの雄の頭は緑と赤紫の光沢があり、ナポレオンの帽子のような形と、三角風切りがのびて垂れているのが特徴の中型のカモです。               M・S記
ヨシガモ

通常総会のご案内  6/12(日)10時開会

来る6月12日(日)坂戸市立大家公民館多目的ホールに於いて
「第14回高麗川ふるさとの会通常総会」を開催いたします。
会員の皆様にはご多様中とは存じますが多数の出席をいただきますようご案内いたします。
なお、同封の出欠はがきで今後の活動に対する意見・希望などご提案いただければ幸いです。
当日は9時30分開場、10時開会です。
総会終了後、恒例のビデオ上映も予定しております。

高麗川ふるさとの会 会報 通巻第40号
2016年6月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 道路河川課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685















高麗川の野鳥たち  オオタカ(蒼鷹)  連載第36回

清流高麗川は今、新緑に映えて、悠々と流れる。野鳥の世界は、子育てや巣立ちの季節。 
当連載も第36回となり、イラスト担当の坂口氏より「今回は、オオタカ」との提案。
「や~っと オオタカ!」オオタカは、浅羽ビオトープの原点だ。 筆者には、感慨深いものがある。

 平成8年4月に、国土交通省より「ふるさとの川整備事業」の指定を受け、
鶴舞まちづくり委員会が[高麗川河川改修勉強会]を立ち上げ、
その第4回野鳥観察会〈平成10.3.29(日)〉に於いて、
当時の鶴舞川の湿地帯の枯れ立木に止まっているオオタカを、参加者皆さんで観察。
その後、名称変わった[ふるさとの川高麗川を考える会]第12回野鳥観察会〈平成13.7.8(日)〉で、
坂口稔指導員が、浅羽地区における「オオタカ」の営巣・繁殖の観察状況を説明し、
私(筆者)から、十分な情報管理を皆さんにお願いし、
今回で観察会が5年目になること、この間の自然環境への意識の向上の成果など話す。
これ等の事から、平成13年3月設立の[こまがわ市民会議](6回開催)において、
同地点を「自然観察広場」とする当初案は撤回された。

 オオタカは九州以北では留鳥で、平地から山地の林、河川、農耕地、湖沼などに生息。
翼は幅広で、尾羽は長い。成鳥雄は、頭からの上面は暗青灰色で、白い眉斑と橙黄色の虹彩が目立つ。
体下面は白く、褐色の細かい横斑と細い軸斑がある。成鳥雌は上・下面とも褐色味がある。採食は、
小鳥やネズミなどの小動物。肉食である。
 オオタカは、ワシや他のタカ・フクロウなど猛禽類の仲間で「高次消費者」と云われ、
「生態系」の「食う、食われる」の「食物連鎖」の頂点に位置づけられ、自然環境のバロメーターです。
その生息は、自然の豊かさを示します。

 筆者が「日本野鳥の会」に入会した1986年(昭和61年)頃は「埼玉県内生息数は、10つがい程」と云われ
、環境省によって、1993年国内希少種に指定され、当県では「オオタカ等保護指針」により、
営巣地調査、開発事業の規制、違法行為の取り締まり等の保護政策により、生息数は増えた。
最近は、都市部でも見られることから、環境省は種の保存法に基づく「国内希少種」の指定解除を検討しているそうです。

 指定が解除されても捕獲は規制されるが、里地里山の開発がしやすくなると、
自然保護団体は心配している。 身近な自然を大切にし、共生していく。
それが生物の多様性をはぐくむ道にもなる。
※2016.5.4 毎日新聞 社説より引用

現在、浅羽ビオトープ地内での営巣はないが、その姿はよく見かける。
金色のらんらんたる目、武器の尖り曲がった嘴、湾刀のごとき爪
         精悍な姿  魅惑の野鳥です!!

 参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
                             文 増尾 隆  
                             絵 坂口 稔
オオタカ飛翔
オオタカ立ち
                オオタカ タカ目タカ科
                L(全長) ♂50cm ♀56cm