野鳥定期調査が150回達成

第1回野鳥定期調査を平成15年7月にスタートし、1回も欠けることなく毎月1回実施してきましたが2015年12月9日の開催で150回を迎えました。
参加者は毎回20数名、また調査時の累計観察種数も101種となっています。
埼玉県内全域で30年間に観察された種数は333種ですので、高麗川ふるさとの会のベースのビオトープ内での観察種数は野鳥が生息するための環境が保護されている賜物なのではないでしょうか?
高麗川の野鳥たち コガモ(小鴨) 連載第35回

高麗川の水面をかすめて飛んでいた、ツバメの姿もとっくに南に去り、サシバの渡り情報や、浅羽ビオトープ内の林に彼岸花が咲く9月中旬、コガモは冬鳥のカモ類で一番早く姿を見せる。
ユーラシア中部・北部で繁殖し、冬鳥として全国の湖沼や河川に飛来し、市街地の公園の池などでも観察される。カモの仲間では最小。日本でも、中部以北の高原や北海道の湿原で、ごく少数が繁殖している。
 雄は頭部が茶褐色で、目の周りから後頸にかけては暗緑色で、光の当たり具合で、緑色や青く見える。体は灰色っぽく、側面に横方向の白線が入る。下尾筒は黒く、両側に黄色の三角斑がある。
翼は暗褐色で、翼鏡は緑色。嘴と足は黒い。雌は全体に褐色で、翼鏡は雄と同じ緑色。亜種アメリカコガモ雄は似ているが側面の横方向の白線ではなく、肩から縦の白線で、容易に判別できる。
 餌は、水面を泳ぎながら藻や水草、水際で草の種子、葉などの植物食。日中は安全な場所で休んでいて、夕方から活動することが多い。雄は「ピリッ ピリッピリッ」と笛のような声で鳴くことが多く、雌は「グェーグェグェ」と鳴く。
 つがい関係は1年ごとに解消し、毎年越冬地で新しいつがいが形成される。
つがいが形成される前の11月~1月頃には、雄は雌に対して盛んに求愛行動(ディスプレイ)をする。雄は、全身を反らせて下半身を上げ、下尾筒の黄色の三角斑を雌に見せる。
「愛しているよ、俺でどうだ!」のアピール!!
2月末~3月つがいを形成し、4月繁殖地へ渡る。 
参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
 文 増尾 隆
 絵 坂口 稔
こがも-2
シリーズ植物     連載第30回
◆ビオトープの受験の神様 “落ちない君”◆
受験の季節-「合格・勝つ」にかこつけた商戦もそろそろたけなわとなる頃である。
「植生」部門からも、機に乗じて、雑木林の三大「落ちない君」を紹介しよう。

ヤマコウバシ
ヤマコウバシ (クスノキ科)
*高麗川河畔や城山などの落葉樹林帯で、冬に存在感抜群の木である。
*春に新葉が出るまで、枯葉色の葉を落とさない。 
遠くからでも一目瞭然!樹種がわかる。
*クスノキ科のクロモジの仲間で「山で香ばしい」が名前の由来。
*早春に黄色い花が枝いっぱいに咲く。
*日本には雌株しかいないが、雌だけで種子を作り繁殖している。

クヌギ
クヌギ (ブナ科)
*カシワ・コナラと並び、落ちにくい。が”落ちない“わけではない。若いほど葉を落とさない傾向にある。
*アラカシやシラカシは同属の仲間。熱帯域の祖先型―常緑性が落葉システムに影響を遺しているのではという意見もあるが真相は未解明である。
*今度の秋にドングリになる1年生の小さな“粒栗”が枝先についている。  (クヌギは実るまで18ヶ月かかる)

センダン
センダン (センダン科)
*外国語の方がピッタリの名をもつ。
   ◇英語では 「ビーズツリー」。
   ◇中国語は 「金鈴子/きんれいし」。
*『せんだんは双葉より芳し』の「栴檀」は 熱帯のビャクダン科の香木で、本種ではない。“芳しくない”誤解が多い。
*実がなかなか“落ちない”君。 餌に事欠く厳冬期に、ヒヨドリ(だけ)が ついばみに来る。
*果皮に多い油脂成分は、ひびわれやあかぎれ等の軟膏に人も利用した。
感謝状をいただきました

学校法人 城西大学 創立五十周年に当たり、「高麗川ふるさとの会、三浦輝夫会長」に城西大学 水田宗子理事長より感謝状をいただきました。今後も行政や大学と連携しながら地域の課題に取り協働で取り組んでいきたいと考えます。

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12月
12/12   水辺の整備   ビオトープ駐車場9時
12/16   植生観察会   ビオトープ駐車場9時   
12/24   環境整備     ビオトープ駐車場9時


1月
1/5    環境デー       ビオトープ駐車場9時
1/9    水辺の整備     ビオトープ駐車場9時
1/13   野鳥定期調査    ビオトープ駐車場8時
1/20   植生観察会      ビオトープ駐車場10時
1/21   新年懇親会      あおき18時~ (要申し込み)
1/27   越辺川冬鳥観察会   ことぶき荘9時  
1/28   環境整備       ビオトープ駐車場9時