「炭素繊維を利用しての水質浄化を」と坂戸市の事業で
ビオトープに炭素繊維を設置していただきました。

非常に細い炭素化してつくられた繊維を束にして水路に浮かべます。
この繊維に微生物が付着し、その微生物が水中の汚濁物質を分解して水質浄化の効果を発揮します。

約5mの炭素繊維を9本並べてこれで1組で
同じ大きさのものを2か所に設置しました。

効果が表れるには時間が係ると思われますが
すでに5~6年前に設置した芝川では効果が表れているそうです。

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設置場所に杭を打ち込み固定します

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指先に乗っている部分1つで炭素繊維12,000本

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これが1本で5mです

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設置完了(1か所)

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2か所に設置しました。

上流より流れてくるごみが設置個所に引っかかりますので
定期的に除去の作業は必要となりますが、効果が現れてくれるのが楽しみです。


JWG HPより引用

●水利用に用いられる炭素繊維
水質浄化材に用いられる炭素繊維は、PAN系(ポリアクリロニトリル繊維を炭素化して作られる。)の繊維で一般工業用とは異なり、水中での広がりを持たせるため特殊なサイジング処理が施されています。現在の水質浄化材は、7ミクロンの微細なフィラメントが12,000本集まり房(束)となっているものを使用して作られています。

炭素繊維による水の浄化は、環境に負荷をかけない経済的(安価)かつ効果的方法です。
炭素繊維の高い生物親和性により活性な生物膜を形成し、その微生物の働きで汚濁物質を捕集・分解します。
また炭素繊維は魚類を呼び寄せ、産卵や稚魚の養育環境である藻場としての機能を発揮します。

              
高麗川の野鳥たち カワウ(河鵜) 連載第31回

清流高麗川の上空を、大きな黒い怪鳥!?が飛翔。だんだんに高度を下げて、水面に着水。
体はほとんど水面下に沈んで、長い首に先の曲がった嘴を斜め上に向けている。嫌われ者!?の大型の水鳥カワウだ。

 カワウは、ユーラシア大陸、オーストラリア大陸、ニュージーランド、北米大陸東部沿岸、アフリカ大陸、グリーンランドの一部などに生息、繁殖する。日本では本州、四国、九州に繁殖地があり留鳥。青森県では夏鳥。1970年代には3000羽以下まで減少していたが、その後公害規制による河川水質の改善で、餌となる魚が増えたことにより、現在6万羽以上と推計されている。
 湖沼や河川、池などで生活し、雌雄同色。全体に黒く見えるが、背と雨覆いは茶褐色で、各羽には黒い羽縁がある。嘴の基部は黄色で、その外側の裸出部は白い。繁殖期には顔を囲む部分と、脚のつけねは白い羽毛になるが、個体差がある。
 幼鳥は淡色で光沢がない。水かきを使い尾羽をかじにして潜水し、魚などを捕食する。水辺近くの林に集団でねぐらや営巣し、コロニーと言う。巣は木の枝に、小枝や枯草で皿形に作る。産卵期は11月~6月と長期で、冬季も繁殖するのが特徴。卵数は3~4個、抱卵日数は25~28日位、巣立ちまでの日数は30~45日。
 
坂戸市内の高麗川流域周辺でのコロニーは無いですが、国営武蔵丘陵森林公園内の山田大沼のコロニーには数百羽が生息し、沼上を飛翔する姿は壮観です。
その反面、コロニーとして利用している木々は真っ白で、枯死状態。糞害です。
筆者は10数年前、公園の「カワウ対策会議」に出席したことがありますが、これと云う決め手が無く、その後試行錯誤。今も苦慮しているようです。
 
カワウは1羽で1日500gの魚を食べると云われ、各河川で漁協などが放流したアユやコイなどが捕食される漁業被害がおこり、問題となっている。冒頭で「嫌われ者!?」と書いた所以(ゆえん)である。
夏の風物詩として親しまれている「長良川の鵜飼」の鵜は、別種の「ウミウ」です。
 悪いイメージの鳥になった。話しを変えよう。浅羽ビオトープの「ねむの木広場」から、前を流れる高麗川を眺めよう。下流中里堰近く、左岸の立木に止まっています。中州や河川敷では、両翼を広げている面白い姿がみられます。ウ類の羽は水をはじかないので、日光浴で乾かしているのです。双眼鏡か望遠鏡で「目」を観ましょう。宝石「ヒスイ」の様な目の色に「すてき~!」と叫ぶでしょう。

    しのゝめや 鵜をのがれたる魚浅し  蕪村

              参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他
                           文 増尾 隆
                           絵 坂口 稔 
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シリーズ 植物   連載第26回

メドハギ(筮萩)・・・マメ科ハギ属
*ハギは日本の秋の野山を彩る代表的植物で、「万葉集」には、142首が詠まれている。
二位のウメ(117首)を大きく引き離しダントツの一位である。
中国では鑑賞の対象にはならなかったそうだが、古代の日本人はこの花に親しみ、愛好したようで形見にも植えられたそうである。
*このハギ達(ヤマハギ・マルバハギ・キハギ等)に近隣の野や山で出会う季節を迎えようとしている。ビオトープの草地に群生する「メドハギ」は、植物学的にはこのハギ一族の“末っ子”的なハギである。
*古代、この茎を50本一組で占いに使ったのが語源らしい。筮(めどぎ)用の萩というわけである。竹(筮竹(ぜいちく))を使用するのは後代になってからだそうだ。
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p4-2.jpg旗弁の紫紋は昆虫に蜜のありかを教えるガイド(花のサイズは7mm位)

*やや乾燥気味の日当りのよい草地に、日本全国で見られるポピュラーな多年草である。初夏の頃に棒状の茎がニョキニョキと立ち上がって来て、1メートル前後迄伸びる。
*夏から秋、葉っぱの腋に2〜4個の小さな花を次々に咲かせる。白地基調で目立たないが、可愛いハギ顔である。

◆葉身・・・1枚の葉は3個の小葉からなる複葉(3出複葉)で、真ん中の葉(頂小葉)が長く大きい。

*マメ科を代表するタイプの花の顔―「蝶形花」―は、昆虫に花粉を運んで貰うのに適した構造へと進化した形である。
◆花のしくみ・・・花びら5枚の離弁花だが、位置により形やサイズが異なる。
 ①旗弁・・・最も大きく目立ち昆虫を誘う(1枚)
 ②翼弁・・・昆虫の足がかりとなり、③に連動する(2枚)
 ③舟弁(竜骨弁)・・・めしべ・おしべを囲い、保護と花粉の受授に好都合なしくみをもつ(2枚) 
 ※おしべは10本で、サヤ型のめしべ1本を囲む。(9本が基部で筒状に合体―1本は離れて蜜腺への入口スリットを作っている。ほとんどの種はこの2体おしべ体制をとるが、都合で10本合体やバラバラもある。)

*根粒菌との共生とこの蝶形花冠への進化でマメ科は全世界19.500種にものぼる多様な種を持つ科となっている。

*この蝶形花冠の「メドハギ」だが、実は、もう一つの隠れ技を持っている。蕾状の空間で、花を開かず自花受粉をする。「閉鎖花」というこのシステムは、昆虫の力を借りられない時の保険のようなものである。この閉鎖花の有無がメドハギの仲間とヤマハギの仲間を分ける区別点となっている。(左の写真はヤマハギの仲間)
*花の割にたくさんの実がつくが、閉鎖花の実は丸いコイン型でびっしり。開花の実は、コロンとした卵型をしている。

*ビオトープには食糧豆類の誕生にかかわった先祖群が他にも種々見られますが、メドハギは同じ所に生えている帰化植物の「アレチヌスビトハギ」と共に遺伝子系統的には、エンドウ族に近いのだそうです。

写真・文 福島 倫子


p4-3.jpg 閉鎖花の果実
p4-4.jpg 開花の果実
p4-5.jpg (マルバハギ)・・「県民の森」9月

P/S 今回号より表題をシリーズ植物に変更しました
news omote

通常総会終わる (6/15)
6月15日(日)午前10時より坂戸市立大家公民館多目的ホールにて、「第12回高麗川ふるさとの会通常総会」が国土交通省関東整備局荒川上流河川事務所長 河村賢二様、河川環境課長 阪本敦士様、越辺川出張所長 高屋敷光男様、埼玉県議会議員 木下高志様、坂戸市都市整備部長 山田俊秀様のご臨席をいただき開催されました。

総会開催時、在籍会員数113名のうち出席者39名、委任状書面議決51名で三島副会長の総会設立宣言で開会しました。
 議長に吉田進さん、書記に川村久子さんが指名され、議案1号~4号までの審議が行われ全議案が提案通り議決承認されました。
総会終了後、坂戸ビデオクラブの住田勝さんの撮影・編集による「坂戸の四季・音めぐり」を鑑賞しました。
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環境学館「いずみ」事業に協力 7/25(金) 
毎年夏休みに行われている環境学館「いずみ」の子供たちの自然観察教室「高麗川の魚」の事業に安全管理で協力参加しました。
当日の子供たちの参加は19名、環境総合研究所・講師栗原さんからお話を聞き、網と捕った魚を入れる容器をもって「イザ・高麗川へ」
最初は「ワー、ズボンが濡れる~」なんて言いながらこわごわ水に入っていたものの、時間の経過とともに全身ずぶぬれになりながら楽しんでいました。
すばしこく逃げる魚を追って網ですくうがなかなか捕れない子、石の下の水棲昆虫を専門に集める子、一番元気にまた上手に魚を捕っていたのは見守りで参加したはずの誰かさん・・・
休憩をはさみながら約1時間、その後捕った魚の説明を聞き、最後に魚は高麗川へリリースしました。
夏休みの宿題の絵日記&作文のよき題材となったことでしょう。
「ふるさとの川高麗川」に関心を持ち、「清流高麗川」を守り続ける水ガキが増えることを期待しての見守り協力でした。
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真夏の草刈り作業
今年の夏の猛暑と多雨でビオトープの散策路・水路・法面と草が勢いよく伸びています。

毎月定例で
第1火曜日の環境デー、
第3土曜日の水辺の整備、
第4木曜日の環境整備 
の、活動日にビオトープに棲む生き物たちの生息場所を奪わないように全体を6ブロックに分けて草刈り作業を行っていきます。

 「高麗川ふるさとの会」スタートの頃には手刈で行っていた草刈も、現在は草刈機7台、ハンマーナイフモアー1台と道具もそろい作業効率もずいぶんよくなってきています。
 
自然の生き物との共棲の場所「ビオトープ」の環境を守っていくためにはこれ以上の回数の草刈りを行うことはよくないと考えます。
欲を言えばもう少し自然を残したいところですが、多くの方々が散策に訪れていただき、事故が起こらないよう配慮するのにはある程度の妥協も必要かと考え、夏の間(5月~10月)にビオトープ全体の草刈を3回行います。

今年は雨量が多いため草が大きく背丈を伸ばしていますが、この場所を住処としている生き物たちには恵となっているのかもしれませんね。

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道具の準備OK
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背丈より高く伸びた葦
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水路の確保

水路にヒシ繁茂

何年前だったでしょうか?ボタンウキクサ・ホテイアオイ・ヒシがビオトープに大発生したことがありました。
今年は久しぶりにヒシが大発生し、本流との合流部の水面を覆い尽くしています。
ヒシが水面を覆いつくすことで水中に光が入らなくなり、水の浄化作用が行われなくなってしまいます。
環境デーの作業日に手作りの道具をなげ岸に引き寄せてヒシを除去します。
ヒシは水中の泥の部分に根を下ろしているため、一度に少しずつしか取り除けません。少しずつでも取っておかないと来年はもっともっと繁茂する可能性があります。
ロープを投げては引き寄せ、投げては引き寄せ、猛暑の中地道な作業です。

写真展開催 ふるさとの湯(8/19~25) 市役所(8/30~9/5)

第9回高麗川ふるさとの会ビオトープに因む写真展を開催しました。(このニュースが届く時には市役所のロビーで展示中です)
昨今、ビオトープに散策に来られる方の中にはカメラ持参の方を多くみかけます。
 遠くの山野に出かけなくてもほんの身近なところに自然いっぱいのビオトープがあることの幸せを感じ、坂戸の清流高麗川を題材にした写真を撮ってみませんか?
そして次回はぜひ出展してみてはいかがでしょう?
風景・植物・野鳥・昆虫等バラエティーに富んだ多くの出展作品が展示してありますので多くの方にご覧いただきたく思います。
展示作業時に埼玉新聞のタウン記者の取材があり、8/20の埼玉新聞の「まち・ひと・であい」のコーナーに掲載されました。

今回の写真展には「写壇・坂戸」のご協力をいただき多くの出展をいただきました。
この場をお借りして感謝申し上げます。

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雑 感 「浅羽ビオトープ」

「10年一昔」と言う言葉がありますが、高麗川ふるさとの会も10年の一区切りを経て、今年も気持ちを新たに引き続き自然的環境保全の活動を発進することが出来ました。これも荒川上流河川事務所・坂戸市・当会の努力があったればこそと、思っています。「浅羽ビオトープ」の名前も作業の内容や宣伝により地域の中に定着しつつあります。

今、この区域の河川改修前の風景を振り返って見ました。
湿地帯と荒地があり、ゴミの不法投棄場でもあり人の入れる状態ではありませんでした。又、堤防の計画線によって築堤すると堤内地になることから、関係地権者の組合が作られ、将来の利用について話し合いがもたれていました。その反面、洪水跡のわかる在来堤を残して欲しいとの声もあり、最終的に国で検討した結果、湿地帯、荒地は在来堤に腹付をしてビオトープを作ると言うことで理解されて現在に至りました。
なお現浅羽樋管から浅羽野通学路に至る霞堤も存続され、現在も農道としても活用されています。今後については整備区域全体を視野に見直すことも必要でしょう。

 近年の日本列島は、毎年のように梅雨明けの大雨に見舞われております。異常気象と地球温暖化との関係はわかりませんが、地球環境を守る重要性を痛感しているこの頃です。
                           三 浦 記

シリーズ 植物   連載第26回

メドハギ(筮萩)・・・マメ科ハギ属
*ハギは日本の秋の野山を彩る代表的植物で、「万葉集」には、142首が詠まれている。
二位のウメ(117首)を大きく引き離しダントツの一位である。
中国では鑑賞の対象にはならなかったそうだが、古代の日本人はこの花に親しみ、愛好したようで形見にも植えられたそうである。
*このハギ達(ヤマハギ・マルバハギ・キハギ等)に近隣の野や山で出会う季節を迎えようとしている。ビオトープの草地に群生する「メドハギ」は、植物学的にはこのハギ一族の“末っ子”的なハギである。
*古代、この茎を50本一組で占いに使ったのが語源らしい。筮(めどぎ)用の萩というわけである。竹(筮竹(ぜいちく))を使用するのは後代になってからだそうだ。
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p4-2.jpg旗弁の紫紋は昆虫に蜜のありかを教えるガイド(花のサイズは7mm位)

*やや乾燥気味の日当りのよい草地に、日本全国で見られるポピュラーな多年草である。初夏の頃に棒状の茎がニョキニョキと立ち上がって来て、1メートル前後迄伸びる。
*夏から秋、葉っぱの腋に2〜4個の小さな花を次々に咲かせる。白地基調で目立たないが、可愛いハギ顔である。

◆葉身・・・1枚の葉は3個の小葉からなる複葉(3出複葉)で、真ん中の葉(頂小葉)が長く大きい。

*マメ科を代表するタイプの花の顔―「蝶形花」―は、昆虫に花粉を運んで貰うのに適した構造へと進化した形である。
◆花のしくみ・・・花びら5枚の離弁花だが、位置により形やサイズが異なる。
 ①旗弁・・・最も大きく目立ち昆虫を誘う(1枚)
 ②翼弁・・・昆虫の足がかりとなり、③に連動する(2枚)
 ③舟弁(竜骨弁)・・・めしべ・おしべを囲い、保護と花粉の受授に好都合なしくみをもつ(2枚) 
 ※おしべは10本で、サヤ型のめしべ1本を囲む。(9本が基部で筒状に合体―1本は離れて蜜腺への入口スリットを作っている。ほとんどの種はこの2体おしべ体制をとるが、都合で10本合体やバラバラもある。)

*根粒菌との共生とこの蝶形花冠への進化でマメ科は全世界19.500種にものぼる多様な種を持つ科となっている。

*この蝶形花冠の「メドハギ」だが、実は、もう一つの隠れ技を持っている。蕾状の空間で、花を開かず自花受粉をする。「閉鎖花」というこのシステムは、昆虫の力を借りられない時の保険のようなものである。この閉鎖花の有無がメドハギの仲間とヤマハギの仲間を分ける区別点となっている。(左の写真はヤマハギの仲間)
*花の割にたくさんの実がつくが、閉鎖花の実は丸いコイン型でびっしり。開花の実は、コロンとした卵型をしている。

*ビオトープには食糧豆類の誕生にかかわった先祖群が他にも種々見られますが、メドハギは同じ所に生えている帰化植物の「アレチヌスビトハギ」と共に遺伝子系統的には、エンドウ族に近いのだそうです。

写真・文 福島 倫子


p4-3.jpg 閉鎖花の果実
p4-4.jpg 開花の果実
p4-5.jpg (マルバハギ)・・「県民の森」9月


高麗川の野鳥たち カワウ(河鵜) 連載第31回

清流高麗川の上空を、大きな黒い怪鳥!?が飛翔。だんだんに高度を下げて、水面に着水。
体はほとんど水面下に沈んで、長い首に先の曲がった嘴を斜め上に向けている。嫌われ者!?の大型の水鳥カワウだ。

 カワウは、ユーラシア大陸、オーストラリア大陸、ニュージーランド、北米大陸東部沿岸、アフリカ大陸、グリーンランドの一部などに生息、繁殖する。日本では本州、四国、九州に繁殖地があり留鳥。青森県では夏鳥。1970年代には3000羽以下まで減少していたが、その後公害規制による河川水質の改善で、餌となる魚が増えたことにより、現在6万羽以上と推計されている。
 湖沼や河川、池などで生活し、雌雄同色。全体に黒く見えるが、背と雨覆いは茶褐色で、各羽には黒い羽縁がある。嘴の基部は黄色で、その外側の裸出部は白い。繁殖期には顔を囲む部分と、脚のつけねは白い羽毛になるが、個体差がある。
 幼鳥は淡色で光沢がない。水かきを使い尾羽をかじにして潜水し、魚などを捕食する。水辺近くの林に集団でねぐらや営巣し、コロニーと言う。巣は木の枝に、小枝や枯草で皿形に作る。産卵期は11月~6月と長期で、冬季も繁殖するのが特徴。卵数は3~4個、抱卵日数は25~28日位、巣立ちまでの日数は30~45日。
 
坂戸市内の高麗川流域周辺でのコロニーは無いですが、国営武蔵丘陵森林公園内の山田大沼のコロニーには数百羽が生息し、沼上を飛翔する姿は壮観です。
その反面、コロニーとして利用している木々は真っ白で、枯死状態。糞害です。
筆者は10数年前、公園の「カワウ対策会議」に出席したことがありますが、これと云う決め手が無く、その後試行錯誤。今も苦慮しているようです。
 
カワウは1羽で1日500gの魚を食べると云われ、各河川で漁協などが放流したアユやコイなどが捕食される漁業被害がおこり、問題となっている。冒頭で「嫌われ者!?」と書いた所以(ゆえん)である。
夏の風物詩として親しまれている「長良川の鵜飼」の鵜は、別種の「ウミウ」です。
 悪いイメージの鳥になった。話しを変えよう。浅羽ビオトープの「ねむの木広場」から、前を流れる高麗川を眺めよう。下流中里堰近く、左岸の立木に止まっています。中州や河川敷では、両翼を広げている面白い姿がみられます。ウ類の羽は水をはじかないので、日光浴で乾かしているのです。双眼鏡か望遠鏡で「目」を観ましょう。宝石「ヒスイ」の様な目の色に「すてき~!」と叫ぶでしょう。

    しのゝめや 鵜をのがれたる魚浅し  蕪村

              参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他
                           文 増尾 隆
                           絵 坂口 稔 
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ゴミ受けネット活躍

平成25年度末に坂戸市の計らいでゴミを受け止めるネットと梯子を樋門上流部に設置していただいたことでビオトープに上流から流れ込むペットボトルや水草などをこの場所でストップさせる効果が顕著に表れています。
ネットにかかったゴミを定期的に取り除く作業は必要となりますが、ビオトープの水路にゴミが流入するのを防ぐことができています。
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鶴舞自治会との協働作業

毎年3回、鶴舞自治会との協働作業で鶴舞樹林~若宮橋までの清掃活動を行います。

毎回、約35名の参加がありゴミを集め、樹林や川沿いの散策路の草刈りを行っています。
 鶴舞樹林にはレンジャクの餌になるヤブランが多く自生しているので刈り取らないように気を付けて刈っていきます。
 自治会からの参加者の中には小さいお子さん連れの方もいらっしゃいます。


住宅地のすぐ傍にある自然環境を守り伝えていくこと、自然に触れ楽しむことの大切さを知る心の教育の一助になればと思います。
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高麗川ふるさとの会 会報 通巻第35号
2014年9月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 道路河川課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685