2012.03.28 水路工事完成
約4年前、埼玉県の水辺再生プラン「ビオトープの水質浄化対策」に応募した経緯があります。しかし、ビオトープは埼玉県の直轄河川「高麗川本流」ではないとのことから採用されなかったいきさつがありました。
しかし今回関係各位のお力添えで埼玉県の平成23年度助成が決定され、坂戸市が工事を実施し萱方地区の水路整備工事が完了しました。
高麗川5号堰から取水し鶴舞川を経てビオトープへの通年通水が実現しました。今回の工事では水路の底に石を配置することで水質の浄化作用を促進する工法がとりいれられるなどの工夫がなされました。今までの萱方地区は昔ながらの水路であり、冬期には田んぼが湿るからとの理由から通水量を「ホタルの生息に最低必要な水量だけ流す」となっていましたが、今回の改良工事によって田んぼへの影響がなくなることで堰からの通水量を増やすことができ、ビオトープへ流入する水量がふえることとなります。
毎年冬期にはビオトープの約2/3の水路の水が干上がり水棲生物が棲めなくなる環境でしたが、今回の工事完了によって通年ビオトープに水が流れることになり水質もより改善されることと思います。
完了検査が3月28日に埼玉県川越比企地域振興センター小西部長、中村調整によって「埼玉県ふるさと創造資金」の書類審査と現地検査が行われました。
坂戸市河川公園課長・係長・5号堰水利組合長・高麗川ふるさとの会より会長他が検査に立ち会い、新設の水路を爽やかに流れる水音に感動を覚えました。



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2012.03.21 浚渫工事


昨年の「3・11東日本大震災」で延び延びになっていたビオトープの浚渫工事が23年度末の3月に荒川河川事務所越辺出張所と坂戸市によって樋門上流部、樋門部分、樋門下流部に大量に堆積した土砂の撤去(*1)が行われました。
また、ビオトープに流入する泥をためるための泥落としがその効果を果たせなくなっていたため、杭を撤去(*2)して水がスムースに流れるように改良しました。
更に、2年前にワンド中央部に掘っていただいた水路に水が回遊し水質浄化の効果を上げるように、もう一本水路を新設(*3)していただきました。
ビオトープ竣工時には水面だったワンドはヨシやヤナギが繁茂し陸地化寸前になっていました。
このワンド部分にはクイナ、バン等が営巣し毎年子育てをしています。
ワンド全面が陸地化してしまうとタヌキ、イタチ、野犬、野良猫等が簡単に入り込むことができ安全な子育て環境が脅かされることになります。
水路の完成により安全な子育て環境が守られるとともに、水質浄化の効果もさらにアップしていくことでしょう。
5号堰からの「通年通水でビオトープに安定した水量が確保されること」と、水質浄化に効果のあるヨシの間を「水が回遊すること」によってどのような効果が表れるか、毎年4回行っている水質検査の結果が楽しみです。
6月3日(日)に全国一斉水質調査に高麗川ふるさとの会も参加します。
興味のある方の参加をお待ちしています。ビオトープ駐車場に9時集合ですぜひ参加ください。



堆積した土砂で短い長靴で水路に入れるようになっています


堆積した土砂を撤去


杭を抜きます


水路新設


水が巡回します





水辺の整備風景