キクイモ(キク科)

始めは塊茎(根)からイヌリンを採取するために栽培されたり、庭に植えられていたが現在は雑草になっている。
イヌリンはゴボウなどキク科の植物に多く含まれる多糖類で分解されると果糖になりアルコール発酵等の原料に使われた。
多年草で原産は北アメリカの帰化植物。花期は7~10月で高さは1.5m~3mに達する。
dscf7418[1]



サワトウガラシ(ゴマノハグサ科)

川、田の畔、土手など湿地に多くみられる。
茎は基部からまばらに枝分かれして葉は綿状皮針形で先は長くとがっている。
上部葉えきに正常花をつけ花冠は紅紫色の2.5mmくらいのとてもきれいな一年草です。
茎の中部の葉えきに小さな無柄の閉鎖花をつけます。
北海道を除く全国に見られ花期は8~10月で高さは20~30cmくらい。
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参考文献、野草大図鑑(北隆館)           文  ・ 山下  茂
センニンソウ(キンポウゲ科)

他の植物にまとわりついて伸び広がる植物です。
その広がった上を覆い隠すほどたくさんの白い花を咲かせ、花が終わると果実(種子)に白い長い羽毛状の毛がついて風に運ばれる。
羽毛状の毛は雌しべの柱頭が変化したものです。
この毛を仙人のひげにたとえたところからついた名前ともいわれる。なお有毒なので注意を要する。
多年生つる草で花期は8~9月。日本全国で見られる

ビオトープでは林縁部に多く見られます。

senninsou[1]
写真 吉野 信次

サクラタデ(タデ科

タデ類のハナは小さく花被はあまり開かず花後も果実を包むのでいつ開花したのか判断がむずかしい。
タデの花弁は無く花と思われている部分は額である。
雌雄異株で雄花は花被が大きく開くので花は目立つ。しかも地下茎でよく繁殖し群生するので美しい。
雄の花穂は糸状に長く花をまばらにつけるが、雌の花穂は短く花を密につける。サクラタデは名前のとおり桜色の美しい花を咲かせます。
花径は3~4mm。多年草で北海道以外の低湿地に見られる。
花期は8~10月。高さは40~70cm。

ビオトープでは中央部の見晴台部分の水辺に生えているのを2年前に確認しました。少しずつですが増えてきています。
注意してみていただくとオオイヌタデとならんで可憐な花を咲かせています。

sakuratade[1]
写真 福島 倫子

参考文献、野草大図鑑(北隆館)           文  ・ 山下  茂
ニワゼキショウ(あやめ科)

ネジバナと共に芝生に生える名花といわれている。赤紫の花をつけるものと白色の花も見られる綺麗な可愛い花である。一面に群生しているのを良く見かける。明治20年ごろ小石川の植物園にあったものが、その後各地に広がり普通の雑草になったといわれている。北アメリカには150種もあるという。多年草で原産地は北アメリカ東部。
花期は4~6月で高さは10~30cm。

niwasekisyou[1]

      
ヘビイチゴ(ばら科)

蛇苺との呼び方は漢名です。蛇とのかかわりがあると思われますが、まったく関係はありません。また、毒があると思っている方も多いと思いますが毒性はない。日当りの良い原野や田圃の畦、宅地などでよく見かける。茎は花後に長く地上を這い、節から新苗を生じて繁殖する。葉は3出複葉で互生し、葉えきから長い花柄を持った1個の黄色い花を開く。多年草で日本全国に分布して花期は4~6月頃。

hebiitigo[1]

        
       参考文献、野草大図鑑(北隆館)
        文・写真  山下  茂
コスミレ(すみれ科)

帰化植物的な存在のスミレで、人の生活している近くの林縁、耕作地、道端、家の周りなどに生える。葉は卵形をしている。花茎とともに無毛であるが、葉の表面に毛の生えることがある。夏季になると葉は大きく変身し、三角形となり葉柄上部に翼がつき長さ8cmほどになる。直立した花茎の先に淡紫色か紫色の花を開き、花後に湾曲する。多年草で本州、四国、九州に分布し花期は3~4月ごろ。
#俳句  高麗の川ここが源流すみれ咲く#

kosumire[1]

    
フキ(きく科)

人にもっともよく知られる野草の一つである。山地の道端、沢の縁等に葉柄、春早くから根茎から前年の葉そうの中心に花茎(これを蕗の薹と呼んでいる)をたて、大きい鱗片葉を多数つけて蜜散房状に頭花を咲かせる。雄株の花は花粉をつくるので黄色みがあり、雌株の花は白い。雄の蕗の薹は間もなく枯れるが雌の蕗の薹は70cmくらいまで伸び、早春の風味として食通に喜ばれる。多年草で本州岩手県以南に生える。
# 短歌  黄みどりの春のかたまり蕗の薹天ぷらでこの苦み味わう#

fuki[1]

    
    参考文献、野草大図鑑(北隆館)
    文・写真  山下  茂
ミコシガヤ(カヤツリグサ科)

湿った草地や田の畦に生え双生する。
和名は放射状に長い包葉のある密集した花序をみこしに見立てたのだと言う。
密集した花序を持つもので花序よりも長い包葉を何個もつけるものは他にない。
小穂は先端に雄花部、基部に雌花部をつける。
多年草で花期5~6月。高さは30~60cm

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キツネノマゴ(キツネノマゴ科)

野原や道端にごく普通に生えている。
茎は横にねて多くの枝を分け葉は対生し長楕円形で、全緑である。
枝の先に穂状花序をつけ淡紅紫色の唇形花を開く。
花期 8~10月、高さ 10~40cm。

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     参考文献、野草大図鑑(北隆館)
       文・写真  山下  茂
ウシハコベ(ナデシコ科

ハコベに似ているがより大型、和名は牛はこべで大型のはこべの意味がある。雌しべは5本あり、小花柄と、がくに線毛を密生することでハコベとの区別は簡単に見分けることが可能だ。
山野のやや湿ったところを好む。葉は卵形で長さ8cmくらい、花弁は5枚だが2深裂してV字形なので一見10枚に見える。多年草、花期は4~10月。高さは20~50cmになる。
karasubisyaku[1]



カラスビシャク(サトイモ科
仏炎包(ぶつえんほう)の形をひしゃくに見立て烏柄杓という。
本種の球茎を夏に堀り、皮を除いて乾燥させたのが、漢方の半夏(はんげ)である。
夏至から11日目にあたる7月2日頃、カラスビシャクが生じるのでこの時節を半夏生といった。
葉は1~2枚あり小葉に分裂する。人里近くの草地や畑に生える。
被子の他に地下の球茎につく小芋、葉につくむかごで増える。
花期は5~8月。高さは20cm~40cmになる
karasubisyaku[1]


     参考文献、野草大図鑑(北隆館)
       文・写真  山下  茂
ハキダメギク(キク科

掃溜め菊の意味で熱帯アメリカ原産。それにしても気の毒な名前である。頭花には白色の舌状花が数個あり、花冠は3中裂する。舌状花も筒状花も同型の冠毛をもち縁が毛状に裂け先は鋭くとがっている。花期は6~11月。
高さは30cm~60cmで1年草。
hakidamegiku[1]

    
ススキ(カヤ)(イネ科

ススキの語源はすくすく立つ木のような草でスズの木の意と考えられている。また、カヤは刈って屋根を葺くことから付けられたと伝わる。大きな株立ちとなり多数群生して大人の背丈ほどのススキ原をつくる。秋の七草の一つで風情があり古くからオバナの名で詠まれてきた。中秋の名月に飾る風習は今日でも見られる。
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P/S
ススキ(株立ち)とよく似た植物でオギ(1本立ち)がある。
ススキの穂にはノギがあり、オギにはありません。ビオトープの水辺に多く見られるのはオギです。

    参考文献、野草大図鑑(北隆館)
       文・写真  山下  茂
カラスウリ(ウリ科)

晩秋になると楕円形の卵くらいの実がぶら下がり遠くから見てもそれと解る。食用や薬用として利用価値がありこのウリは人家の近くで生育しているところから、かつては救荒食として意図的に植えたものが野生化したものかも・・・葉は心形で浅く3~5裂し、表面は毛があってざらざらしている。夏には白い筒状の花を夕刻8時頃に開き朝方にはしぼむ。多年生のつる草で花期は8~9月。
『妖精かカラスウリたった一夜舞ふ』
karasuuri[1]

    
ガガイモ(ガガイモ科

やや乾いた原野に生え、地下茎をひいて繁殖する。葉は柄があり対生し卵状心形である。葉も茎も傷をつけると白汁を出す。葉茎から葉柄よりも長い総花柄をのばしその先に花を咲かせる。花冠は5裂し、裂の先はすこし反り返りねじれている。果実は広皮針形で約10cm。多年生つる草で花期は8月。
gagaimo[1]

     
       参考文献 野草大図鑑(北隆館)
       文 山下 茂  写真 吉野 信次
アメリカヤマゴボウ(やまごぼう科)
 
本当の和名は洋種ヤマゴボウ、明治時代の初めに飛来した北米原産の帰化植物。全体に無毛で茎は赤みを帯び、葉は楕円形全緑、長さは10~25cmほどになり秋になると紅葉する。花序は斜上し葉と対生する。花は淡紅色。花被片は5枚、雄しべは10本。雌しべの心皮は10個で合生する。果穂は垂れ下がり果実はやや偏平な球形で直径は8~10mm。多年草で高さは1.5m~2mにもなる。花期は6月~9月。
yamagobou[1]

     
クサノオウ(けし科)
 
茎や葉を折ると橙黄色の液が出る。全草を乾燥して白屈菜とよんで内服の薬に、切り口から出る液を塗布していぼ取りや腫れ物に効力があるという。山麓の道端、石垣の間、草地などによく生える。茎は基部から葉をつけ、葉えきに散形花序をつける。がく片は2枚で早く落ち、花弁は4枚で十字形に並び黄色で光沢がある。花期は4月~7月。高さ15cm~40cm。
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     参考文献、野草大図鑑(北隆館)
        文 写真 山下 茂
ノジスミレ(すみれ科

野路に多く見られるところからこの名前がつけられた。本州、九州、四国、朝鮮半島や中国地方に分布している多年草で春に青紫色の花を咲かせ25センチほどの高さになり、草原や道端に生える。葉は長楕円形、三角状広皮針形、鈍頭で基部は切形または心形である。花後に葉は大きくなる。スミレによく似ている。
nojisumire[1]



ヘクソカズラ(あかね科)

釣鐘状の花は見れば見るほど綺麗だ。花冠の中央が赤くこれがお灸に似ていることからヤイトバナ、サオトメカズラのようにかわいらしい別名もありヘクソカズラではかわいそうだとよく言われるが、匂いは悪臭が酷くこの名前が一番多く使われている。気の毒である。多年草のつる草で日本全国、朝鮮半島、中国、台湾、フィリピンなどで8~9月に花を咲かせる。
hekusokazura[1]


(参考文献 北隆館 野草大図鑑) 写真、文 山下 茂
ビロードモウズイカ(ごまのはぐさ科)
 
この花は全体が灰白色の星状毛で覆われて触れるとビロード感がある。雄しべに毛が密生しているのでこの名前がつけられたという。ヨーロッパ原産の帰化植物で荒地に生える。幹は直立し葉は倒皮針状長楕円形で互生で、先は短くとがり基部は次第に狭まって葉柄に流れ縁には波状の浅いきょ歯がある。枝先に総状花序をつくり蜜に花を咲かせる。花冠は黄色で雄しべは上部3本は短く下部2本は長い越年草。花期は8~9月で1~2mに達する。

biroudomouzuika[1]

    
カワラナデシコ(なでしこ科)

ご存知の通り秋の七草の一つ。別名ナデシコ。昔から誰にも好かれ親しまれた花で万葉集や枕草子にも登場している。色も形も可愛らしいので愛児になぞらえて撫子になったという。本州以南の山野、河原に生える多年草であるが近年はその数は急激に減らしている。葉は線形から狭皮針形で緑白色。包葉は3対、がくは筒状で長さ3~4cm。花弁はピンクで中国、朝鮮から飛来した栽培植物で葉は3~4対ある。子供の頃は河原でいつでも見られた。花期は7~10月で30~80cmの高さになる。

kawaranadesiko[1]

    
参考文献、北隆館の野草大図鑑  写真・文 山下 茂
ムラサキマムシ草(さといも科)

茎は花茎のまわりに葉鞘がとり巻いた偽茎です。この偽茎の模様からまむし草との名前がつけられました。本種は関東地方の平地部から丘陵地帯に普通に分布しています。肉穂花序の付属体が棍棒状または円柱状です。仏炎包が緑色がカントウマムシグサで紫褐色のものをムラサキマムシグサと呼んでいます。
多年草、花期5~6月で高さは30~60cm

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ムラサキツメクサ(まめ科)

花の色は淡紅色でアカツメクサとも呼ばれています。ヨーロッパ原産の帰化植物で、牧草として栽培されたものが野生化して広がったものです。農耕地の周辺、土手や空き地などどこでも見られます。シロツメクサとの違いは茎が斜めに立ち上がっており花序に柄がなく2枚の葉に抱かれるようにつき、咲き終わっても下を向かない。
多年草で花期は5~8月、高さは30~60cm

murasakitumekusa[1]

     
     参考文献、野草大図鑑(北隆館)
         文・写真  山下  茂
春蘭(ラン科)

春早く低山地の乾燥した土地に咲く。根は太く多数あり、葉は双生し多くは2列に扇状に立ち上がって上半が垂れ、質は大変強剛で縁に細きょ歯がある。茎は直立してやや肉質、膜状さやに包まれ、花は花茎の先に黄緑色花をつけ、時に芳香がある。がく片は長く花弁はやや短くずい柱の上にかぶさる。花は塩漬け、料理に珍重され観賞用に栽培される多年草。
花期は3~4月

syunnrann[1]

    
チガヤ(イネ科)

日当たりのよい山野の道端、原野、河原や土手などに多く見られる。横走する白い根茎があり群生して発生している。5月ごろ葉に先立ち銀白色の動物の尻尾のようなツバナ(茅花)という花穂が現れる。紅染する目立ちがきれいだ。多年草で日本全国で見られる。北米の帰化植物で高さは50~80cmに達する。
花期は5~6月。

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参考文献 野草大図鑑(北隆館)
         写真・文 山下 茂
キツネノカミソリ(ひがんばな科)

春になると羽が出て夏に枯れた後に花茎をのばし、橙色のハナを咲かせる。鱗茎で繁殖し群生し、2倍体で良く結実もする。彼岸花同様に有毒植物で有るから注意が必要。多年草で北海道沖縄を除く地域に分布し、高さは20~50cmほどになり花期は8~9月頃。

kitunenokamisori[1]



ガマ(がま科)

花は単性で、ガマの穂と呼ばれる円柱形の花序の上部に雄花群、下部に雌花群を付ける。初夏の頃ともなると穂の上部で雄花群は黄色の花粉を放出し、この花粉は漢方では傷薬に使われる。穂の長さは10~20cm、熟すと20~30cmにもなる多年草で全国に分布する。花期は6~8月で高さは2m似も達する。

gama[1]


参考文献、野草大図鑑(北隆館)
文・写真  山下  茂
ヒメオドリコソウ(シソ科)

オドリコソウに似た花を咲かせ、その花が小形なのでこの名がついた。ヨーロッパ、東アジアが原産で日本では明治26年に初めて見つかった。次第に分布域が広がり典型的な帰化植物となった。茎は基部から枝分かれし四角形で短い毛がある。葉は対生し長い柄を持ち茎頂では無柄の包葉が移行し、この包葉が淡紅色を帯びその存在感をアピールしています。 包葉の脇に暗紅色の小さい唇形花を1~3個輪生する。越年草で下記は2~6月頃。高さ10~30cm

himeodorikosou[1]

     
ホトケノザ(シソ科)
 
対生する無柄の葉を花の仏様の台座に見立ててこの名がついた。春の七草の一つのホトケノザはコオニタビラコ(キク科)の事で本種とは違う。本種は食用にはならない。
田圃や畑地、道ばた等のいたる所で見られる。茎は細く基部から枝分かれし葉は対生し下方は長い柄があり、その葉の
基部に紅紫色で唇形花を輪生する。花冠は細長い筒部あり、先は上下の二唇に分かれる。
越年草で花期は2~6月頃。高さ10~30cm

hotokenoza[1]

       
    参考文献、野草大図鑑(北隆館)   文・写真  山下  茂
アキノエノコログサ(イネ科)

各地に普通に生え、何処でも見ることが出来る1年草。草姿はエノコログサに似ていて、やや大きいので見分けることが出来る。夏から秋にかけて先が垂れ下がり荒い感じの円柱状花穂を頂生する。熟すと基部の刺毛を残して落ちる。
花期は8~10月。高さは50~100cm位。

akinoenokorogusa[1]

  
ヒガンバナ(ヒガンバナ科)

曼珠沙華、死人花など地方名の多い植物でそれだけに人々に親しまれていたのかも知れない。真紅色が普通であるが、たまに白い花も咲かす。全て3倍体で種子が出来ないが鱗茎で良く繁殖する。救飢作物として中国から持ち込まれたと伝わる。鱗茎はリコリンという水溶性の毒素を含む。
花期は9月。高さは30~50cm位。

higanbana[1]

     
       参考文献、野草大図鑑(北隆館)
           文・写真  山下  茂
ノカンゾウ(ユリ科

早春に地中から触れたら折れそうな柔らかい白みをおびた黄緑色をした新芽を出す。花茎は50~70cmでヤブカンゾウより小振りの淡い橙色の一重で開花期は7月頃、草地のやや湿地を好む。若芽は食用になる。
     
nokanzou[1]

         
ヤブカンゾウ(ユリ科)
花の中に雄しべ、雌しべの双方が不規則に花弁化して三重、四重になったもの。いわゆる厚化粧の八重咲きでノカンゾウとの区別は容易である。若芽は食用になる。
万葉集の大伴旅人の歌の中に「忘草わが紐に行く時となく思い渡れば生けりともなし」と。もちろん忘草とはヤブカンゾウのことと思われます

yabukanzou[1]
     
           参考文献、野草大図鑑(北隆館)
              文・写真  山下  茂
news omote
武州・入間川プロジェクト
「高麗川ふるさとの会」の運営は、会員みなさまからの会費、市からの補助金、行政法人等の助成金で活動しております。また当会設立当初には民間からの助成は「むさしの銀行」がありました。これまでの各方面からのご支援に対し、紙上を借り改めて感謝申し上げます。
現在助成を受けている「武州・入間川プロジェクト」とはどのような組織なのか、以下その仕組みについて、荒川上流河川事務所の資料から転載いたします。
news 2

野鳥定期調査100回達成  (2011/10)
高麗川ふるさとの会発足(2003年6月)の翌月から始めた野鳥調査は2011年10月の実施で100回を達成しました。
累積参加者数は1111名を数え、また累積観察種数は93種でした。
この調査により野鳥の生態についていろいろ知ることができました。
この浅羽ビオトープに生棲する野鳥の種類の変化はあまりないようです。ただ、外来種のガビチョウが年々増え続けています。今後、在来の野鳥の生態にどんな影響を及ぼすか注目していきたいと思います。
さて、生棲する野鳥はあまり変わらないが、飛来する野鳥は増えています。
もっと先の里山や森林に棲む鳥たちが旅の途中チョット休憩していく場所です。
この8年余の間に豊かになった河畔林、そして適度に雑草が茂る水路のあるこの場所は旅する鳥たちにとって恰好な宿として定着しつつある様です。
ビオトープとしては喜ばしいことですね。
その他にもこの調査によって野鳥と木の実についてかなり知ることができました。
これらの調査結果を検討し、環境保全の活動に役立てたいと思います。
野鳥調査はこれからも続けていきます。皆様の参加をお待ちしています。
第 四分科会 「野鳥」
担当 S・M

定期調査100回を記念して懇親会を行おうと計画し、101回定期調査後近くに会場をお借りしてビデオの上映会を行いました。
高麗川ふるさとの会の活動を記録していただいている住田さんの「ビオトープを守って8年」
会員のKさんMさんの撮りためた野鳥のビデオを鑑賞しました。
観察しているときの野鳥たちはじっとしていてはくれませんが、映像の中の野鳥は名前・サイズの表示もありとても勉強になりました。
また、Sさんの観察データ(種類・観察場所)は克明に記録されており大変感激しました。

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環境デー(毎月第1火曜日)・水辺の整備(第3土曜日) 
ビオトープから望む富士山が雪化粧をし、とても美しい季節になりました。
しかし、ビオトープの環境保全の活動はこれからが大切な一番きつい作業の時期となります。
夏の間、水質浄化に活躍してくれた水生植物の除去作業が始まりました。
ガマ・ヨシ・ミクリ・オオフサモ・オオカワラジシャ等などが腐ってヘドロになる前に胴長靴をはいて水生植物を抜きます。
毎年、この時期に水生植物の除去をはじめて5年になります。
数年前にはホテイアオイ、翌年はウオーターレタスの大発生がありました。
水生植物の除去作業は機械を使って除去したのと違って、一本一本手作業で確実に根まで抜くほうが翌年新芽の発芽が少ないように感じます。
しかし ひろ~い ビオトープの水路ですから毎年毎年除去作業を行っていくしかありません。
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作業前(水路の幅は約1m)
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作業中
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作業後(水路幅約2mに)
高麗川ふるさとの会の活動が始まって9年目になりますがビオトープの水質は徐々に良くなってきていることは実感しています。
最初のころは水中のヘドロから発生したガスの臭いが手に染みつき一日中抜けなかった状況でしたが、現在はヘドロの臭いはほとんど気にならない状態になってきており、水質検査の値も変化してきています。

川の守り人育成リーダー研修in浅羽ビオトープ (10/23)
埼玉県主催の「川の守り人育成スクール」の野外活動研修が10月23日(日)浅羽ビオトープで行われました。
埼玉県内で水辺環境の保護活動を行っている方たち約70名が研修に来られました。
初めにビオトープ駐車場で「高麗川ふるさとの会」の活動の様子や使用している機械、用具の説明を行い、その後、草刈り、水質検査の体験、野鳥の観察を行いながらビオトープを散策し現地研修を行いました。
 次に会場を坂戸市役所に移し、高麗川ふるさとの会の会員も加わり6つのグループに分かれて意見交換が行われました。
どの団体も参加者の減少など悩みが多いようです。
午後の部では新河岸川水系環境団体の「川に教えられた、楽しい川づくり」「黒目川ペットマナーキャンペーン」についての発表が行われました。
最後に参加者より研修会場を提供した、高麗川ふるさとの会にお礼の言葉を頂きました。
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大型バス2台で到着
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活動使用の用具の説明を行いました
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研修会の案内メンバー

シリーズ 野 草    連載第18回

キクイモ(キク科)

始めは塊茎(根)からイヌリンを採取するために栽培されたり、庭に植えられていたが現在は雑草になっている。
イヌリンはゴボウなどキク科の植物に多く含まれる多糖類で分解されると果糖になりアルコール発酵等の原料に使われた。
多年草で原産は北アメリカの帰化植物。
花期は7~10月で高さは1.5m~3mに達する。
dscf7418[1]

サワトウガラシ(ゴマノハグサ科)

川、田の畔、土手など湿地に多くみられる。茎は基部からまばらに枝分かれして葉は綿状皮針形で先は長くとがっている。上部葉えきに正常花をつけ花冠は紅紫色の2.5mmくらいのとてもきれいな一年草です。茎の中部の葉えきに小さな無柄の閉鎖花をつけます。
北海道を除く全国に見られ花期は8~10月で高さは20~30cmくらい。
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参考文献 北隆館「野草大図鑑」
文 山下 茂 

高麗川の野鳥たち  アカハラ(赤腹) 連載第23回
浅羽ビオトープの木々が、黄や明るい茶色に装い、赤いカラスウリの実が目を楽しませてくれる晩秋から、枯葉が舞い落ちる初冬11月頃アカハラは飛来し、3月中旬に去る冬鳥です。
  アカハラは本州中部以北の山地で繁殖し、秋冬には暖地に移動する。高山地では夏鳥で、筆者は以前伊香保森林公園「シダの池」で6月に観察したことがある。
 明るい林や、木がまばらで藪などもある環境を好み生息する。成鳥雄の頭部は黒味のあるオリーブ褐色で、背、翼、腰、尾はオリーブ褐色。胸から脇腹は橙色で、腹の中央から下尾筒は白い。成鳥雌は頭部の黒味が無く、喉は白く縦斑が有り、胸から脇腹の橙色は少し淡い。
上嘴は黒く、下嘴は黄橙色。脚は橙黄色。繁殖地では、木の枝の上に枯れ茎、樹枝などで椀形の巣を作る。産卵期は5~8月、卵数は3~5個、抱卵日数は11~14日位、巣立ちまでの日数は11日位です。
 繁殖期以外は1羽で生活しているものが多い。地上を数歩跳ね歩いては立ちどまる動作を繰り返し、落葉をはねのけたり、土をほじくったりして、ミミズや昆虫類の幼虫などを採食する。秋には木の実も好んで食べる。これ等はシロハラなど他のツグミ類に共通して観られる行動です。繁殖期には雄が木の梢で早朝から大きな声で「キョロンキョロン、チリリリ」とか「ホィチョー、チリリリ」などとさえずる。地鳴きは「キョキョキョ」「ツィツィツィ」「ツィー」と変化が多い。
浅羽ビオトープでは、同じツグミ科のシロハラも観察されるが個体数は少ない。

筆者はビオトープでのアカハラ、シロハラの姿を観た記録が少ないので、当会員のS氏にビオトープでの観察ポイントを、お聞きした。「水路の浅羽野橋下流右岸の林の藪や草地で。高麗川右岸中里堰そばの林でも、よく姿を観る」とのお話です。
 自分の野鳥観察記録ノートも開いてみた。当会の定例野鳥調査観察会での直近の記録を書き出してみる。 
2010/ 3/10(水)第81回定例 アカハラ(亜種オオアカハラ)  
2010/ 2/10(水)第80回定例 アカハラ   
2009/ 2/11(水)第68回定例 アカハラ・シロハラ・ツグミ   
2009/ 1/14(水)第67回定例 アカハラ(亜種オオアカハラ)・ツグミ   
2008/11/12(水)第65回定例 アカハラ・ツグミ 
 紙面の都合で、亜種オオアカハラ、シロハラの詳細は割愛する。

定例野鳥調査観察会は、毎月第2水曜日です。この冬シーズン、あなたもご参加を!


  参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他     文 増尾 隆  絵 坂口 稔
                         
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アカハラ  スズメ目ツグミ科 L(全長) 24cm  
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シロハラ  スズメ目ツグミ科       L(全長) 25cm

坂戸市環境展に参加  (11/5.6)
11月5・6日さかど産業まつりの一環として坂戸市環境展が開催されました。
「環境学館いずみ」のご好意により昨年に引き続き「高麗川ふるさとの会」のコーナーを設けていただきました。高麗川の風景、野鳥、花、昆虫などの写真、そして会報「こまがわニュース」を展示しました。
また会場で住田勝氏のビデオ「浅羽ビオトープを守って8年」を上映したこともあり多くの方々が関心を持たれ話しかけてくださいました。
*市街地の近くにある浅羽ビオトープを最近知りました。いいところですね。
*散歩のコースにしていますが、環境保全活動に活動している会のことを初めて知りました。頼もしく思いました。がんばってください。
*緑豊かな地方から現在浅羽野にうつりすみくらしています。土日には浅羽ビオトープに出かけふるさとを思い出しています。定年になったらぜひ参加したいと思っています。
*田舎で身近にみられた野鳥がこの地でも見られるとは思いもよりませんでした。できれば参加したいと思います。
高麗川の再認識、そして浅羽ビオトープの自然を、さらに高麗川ふるさとの会のこれまでの活動を多くの方々に知って頂いたことで、意義ある参加であったと思います。

新年懇親会のお誘い   1/12(木) ふるさとの湯
毎年恒例となっています新年交流会を浅羽ビオトープ近くの「ふるさとの湯」で行います。
新年交流会が始まる前に入浴してご参加ください。
入浴料は参加費用に含まれていますので受付で「高麗川ふるさとの会」の会員とお伝え頂き、
温泉でゆったりと温まってからご参加ください。
日  時  2012年1月12日(木)午後6時より 
会  費     ¥5000 
申込〆切  2012年1月7日まで
多くの会員の参加をお待ちしています。


コマチャン
高麗川ふるさとの会 会報 通巻第27号
2012年1月1日発行
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 河川公園課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685


カラスノエンドウ(烏野豌豆)マメ科

3~6月に咲き、紅紫色で美しい。花が終わると豆果が成長しサヤエンドウを小さくしたような姿である。咲く花は黒色に枯れることが名前の由来?かも。小葉は8~16枚になり1メートル余に伸びる。 欧州原産で薬用植物に混じって輸入されたのが起源。

スズメノエンドウ(雀野豌豆)
  カラスノエンドウの小型判。小葉は12~14枚になる。身丈は50~60cmで緑肥として輸入されたのが起源。

karasunoendou[1]

    
ハルジョン(春紫菀)(キク科)

北アメリカ原産で大正時代に渡来した。花期は4~7月頃で開花直前まで気の毒になるほど頭垂れているが2cmほどに咲くとピンと背筋を伸ばす。葉は巾が広く基部は左右の葉縁が広がり茎を抱く。茎は中空でありヒメジョンは詰まり容易に判別できます。
ヒメジョン(姫女菀)
原産地は同様、北アメリカで明治初期に渡来した帰化植物の2年草。ハルジョンに似ているが花は小ぶりで1.5cmほどで5~6月にやせて乾いた場所に好んで多く見られる。つぼみも頭垂れず茎の内部も詰まっており可愛い名前に反し全国区の雑草。

harujyon[1]

   
       参考文献、野草大図鑑(北隆館)
           文・写真  山下  茂
 
高麗川ビオトープ付近で普通に見られる野草を順次皆様にシリーズでご紹介して参ります。
少しでも安らぎを覚え花を愛でていただければ幸いです。