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今回のこまがわニュースNo43は「高麗川ふるさとの会15周年記念号」として発行し、
設立からの15年を振り返ってみました。
HPには通常の活動記事のみをアップしました


河畔林間伐

 ビオトープが整備されたときに植樹を行った河畔林が15年を経過し樹も大きくなってきており、今まで2回の間伐を行いましたが、まだ木々が込み合っている状況で台風などの強風によって倒れる状況が出てきていました。
今回、三者協議会で間伐を要望し、坂戸市の事業として13本の伐採を行っていただきました。

伐採した木々をビオトープより搬出して処理を行うと経費も掛かることや、またビオトープ水路右岸の林には木々には野鳥が、また茂みの中にはキツネ、イタチ、タヌキなどの生息域となっていることから人間が入り込めないようにと会員の手によって河畔林傍の林への侵入防止のバリケードとして活用しました。

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冬の季節は泥んこ遊び

草刈り作業も完了した11月~5月の間は水の中の作業が続きます。

5号堰からの通年通水が行われているためビオトープの水路の冬季の水枯れはなくなり、坂戸市が設置された炭素繊維での浄化作用も行われています。
しかし、水路にはガマ・ツルヨシ・ミゾソバ・ミクリなど多くの水草が生え、夏の間は水質浄化に活躍してくれるのですが、寒くなるとこれらが枯れて水質を悪化させてしまうため取り除く作業を行います。

武蔵野銀行「緑の基金」の助成で購入した胴長靴を履いての作業で、一本々手作業で水生植物を根っこから取り除いていきます。

この作業を始めて何年になるでしょうか、以前に比べると水質も改善されてきており、ほぼ高麗川本流と変わらない値にまでに改善されてきています。

冬季のビオトープは散策路全面や水路に草もなくビオトープとは呼びにくい環境のように見えますが、一年を通して訪れる方々に安全に楽しんでいただける環境つくりには不可欠な作業と考えます。

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鯉遡上防止網設置

4/8(水辺の整備) 
 この時期になると本流から鯉がビオトープに昇ってきて産卵をする季節となるため、鯉の防止柵を設置しネットを張って鯉の遡上を防ぎます。

鯉は雑食性の為、ビオトープ内に棲息する小魚、ザリガニ、トンボのヤゴなどをエサとして食べられてしまいます。それを防止するため、ネットを張って侵入を防止する作業となります。
ビオトープには居着きの鯉の他、どこからやってきたのかライギョまで生息しており、繁殖もしているように見受けられますので、これも排除しなくてはならないと考えています。
なんでも食べてしまう大きな魚が入ってしまった事で以前に比べビオトープ内の小魚が目に見えて減ってきているように感じています。
 
トンボが飛び交い、小魚が泳ぎ、子供たちがザリガニ釣りをし、カワセミのコマチャンが小魚めがけてダイビングする姿が観られるそんな水辺が戻ってくるようにと願っての作業です。
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荒川下流研修

国土交通省関東地方整備局荒川上流河川事務所と荒川下流河川事務所岩淵出張所のご協力により「荒川を船で下っての研修」が5月9日に行われ19名が参加しました。
知水資料館amoaで荒川放水路の成り立ちやその後の沿川の発展、新たな治水上の課題など荒川について、amoa 職員の方に説明いただき、その後、国土交通省のあらかわ号に乗船し荒川放水路岩淵水門から荒川ロックゲートまで下りロックゲートの通船体験をしました。
甲武信岳を源流に東京湾に至る荒川は長さ:173km 流域面積:2,940km2 人口:930万人で、途中多くの河川が合流しており、それぞれの河川の水位の違いを調整し、災害が起こった時の洪水対策としての水門が数多く設置されています。大災害時の陸上交通の寸断に対応するための対策として、河川による舟運の確保のためロックゲートの整備が進められていることを改めて知ることができました。
何時も目にしている高麗川のBODの値は0.2~0.4ですが、訪れたあたりの水は以前に比べ改善されたとはいえ濁りがありお世辞にもこの場所で水遊びを・・・とは思えない状況です。下流の水は浄化処置をしてから放流されているのに、そのBODの値が1.0とのことで高麗川がいかに良い水質であるかを再確認しました。
 坂戸の宝「清流高麗川」を守っていく活動の大切さを痛感した研修でした。
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シリーズ植物   連載第34回

花より実頃が見頃? ❖クワ科の「実」のおいしい秘密❖ 


クワ科は全て小さな花が集団で咲く。甘くなるのは子房を包む「花被」が肥大成長液化した部分である。 また乳管を持ち、切ると乳液を出す性質を共通にもつ。

❖マグワ(カラグワ)❖・・・雌花の株・雄花の株・雌雄同居の株がある。

kuwa-1.jpg① 花の時
kuwa-2.jpg➁4枚の花被片が肥大し液状になる。中に種子を含む子房(果実)がある
kuwa-3.jpg③ 花の柱状集団
kuwa-4.jpg ④ジャムに餌にと、ヒト・サル・トリが狙う黒熟期

※高麗川河畔にはこの中国原産の養蚕用栽培種の子孫が多い様だが、ヤマグワも又 養蚕に利用され、このヤマグワ系統の子孫も野生化している。更に両種の交雑起源と 思われるタイプもいる。マグワとヤマグワは花柱の長短や葉先の形状が区別の目安とはなるが、厳密な線引は、本来極めて難しい事は知っておきたい。

❖ヒメコウゾ❖・・・雌花と雄花はボール状集団で、同じ株に同居する。

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➀新枝の基部には雄花の集団、先に雌花の集団が咲く。めしべの赤紫色が美しい


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➁花には実になる花と不稔の花が混在する。(不稔の花は緑色で燭台状)


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➂花被片は合着し袋状になる。→肥大し、液化、赤熟する。(食べられる)

※和紙の材料として使われる「コウゾ」は、このヒメコウゾとカジノキの交雑栽培種である。

❖イチジク❖・・・雌花と雄花は壺の中に隠れて咲く。同居・別居は種により多様。
 ※食卓にのぼる最も美味なクワ科がイチジクである。クワやヒメコウゾと同様、花の部分を食べているが、肉厚な皮部は花集団の着く茎の拡張部である。
 ※クワ科約1000種のうち800種はこのイチジクの仲間であるが、種子生産には花の咲く壺に潜れる「イチジクコバチ」による送粉が必要な「虫媒花」である。(上2属は風媒花)
 ※栽培種は、自然界で発見された「単為結果」種が改良されたものでタネは稔らない。


高麗川の野鳥たち ヒバリ(雲雀)  連載第39回

今回は、ウグイスと並び春告鳥の一種ヒバリを紹介します。
全長17cm、ホオジロと同大のヒバリ科の留鳥又は漂鳥です。
なお、世界的には、アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸、イギリス、日本などに生息しています。カシラダカと同様に頭頂の冠羽が立ちますが、メスとオスは同色でスズメなどと同様に地味な色模様をしています。
草原や河原、農耕地などに生息し、地面に降り、地表で採食することが多く、私は樹木の枝にとまっているのを見たことがありません。飛びながら美しい声でさえずり縄張り宣言しますが、1分以上も鳴き続けることもあります。
食べ物は植物食傾向の強い雑食で、主に種子を食べるが昆虫やクモなども食べます。
名前の由来ですが、日の晴れたときに空高くのぼって鳴くから「日晴(ひはる)」、それがヒバリに転じて、これに日の晴れたとき雲間で鳴く雀に似た鳥なので漢字で「雲雀」の字が当てられたという説がありますが、あくまでも一つの説と考えてください。
ヒバリをシンボルとする自治体は41、埼玉県に限っても、所沢市、熊谷市、入間市、川島町、吉見町、三芳町があり、それだけ人々に親しまれていることが分かると思います。
文 小島 實  絵 坂口 稔
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ヒバリ  スズメ目ヒバリ科   Ł 17cm
 

第15回通常総会開催のお知らせ

来る6月25日(日)坂戸市立大家公民館に於いて、「高麗川ふるさとの会」第15回通常総会を開催いたします。
会員の皆様にはご多用とは存じますがぜひご出席いただきますようお願い申し上げます。
なお、やむを得ず欠席される方は同封の委任状の提出をお願いいたします。

日時 2017年6月25日(日)
会場 大家公民館 多目的ホール
開会 午前10時  開場 午前9時30分
    当日、恒例のビデオ上映は坂戸ビデオクラブ住田さん制作による
「一葉の師 中島歌子誕生の地」の上映を予定しています

高麗川ふるさとの会 会報 通巻第43号
2017年6月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ
コマチャン
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 道路河川課内
電 話   049-283-1331 内線527
FAX   049-283-1685

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あけましておめでとうございます

水路整備作業 (11/26)

昨年秋の台風の増水で高麗川本流からの流入物が五号堰の水門を超え水路に流入し、水路全面を覆ってしまい水量が激減してしまっていました。

ビオトープに流れ込む水の大元である堰が被害を受けては水の確保が難しくなってしまいます。

11月16日に水利組合の方々のお力で流入物の撤去を行っていただき、冬季のビオトープへの水量の確保ができました。
高麗川ふるさとの会では吉根樋管より児童館まで、埼玉県・坂戸市の助成で整備された水路の掃除を11月26日に行いました。
五号堰からの通年通水が確保されることで水路にはカワニナ・シジミ・川エビなどの生き物が多くみられるようになってきています。

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水路清掃-2
水路清掃-3



三者協議会 (10/13)

毎年一回、国土交通省・荒川上流河川事務所、坂戸市、高麗川ふるさとの会の三者で行われる協議会が10月13日坂戸市役所に於いて開かれました。
荒上から6名、坂戸市より4名、高麗川ふるさとの会から12名の理事が出席しました。
当日は事前に提出していた要望に対し回答をいただき、ビオトープ整備時に植樹を行った河畔林の間伐を坂戸市の事業として行っていただくことが決まりました。
環境保護団体が活動を継続していく為にはこのような協議の機会があることはとても大切と考えます。

2回目の炭素繊維設置  (9/28)

平成26年度に坂戸市の事業としてビオトープの水質浄化を目指し2回目の炭素繊維の設置を行っていただきました。
第1回目の炭素繊維設置はビオトープの中央部に行い、今回の第2回目は前回の設置個所の上流部とビオトープの先端樋門下流部の2か所に設置していただきました。
坂戸市では定期的に(年4回)ビオトープの水質検査を行っており、前回設置前の水質検査の値から今回の設置までの検査結果からみると徐々にですが効果が表れてきています。

第1回目の炭素繊維設置前の水質検査ではCOD(化学的酸素要求量)の値が5.5(*-2)でしたが、平成28年10月の値では3.3(*-1)
まで改善されてきています。
 
ビオトープに入ってくる水は上流に下水道の未整備地区があるため家庭雑排水が流入し、また農繁期には農業用水も大量に流れ込みます。
このような環境から、炭素繊維設置によって水環境が急激に改善されることは難しいですが、ビオトープから「清流高麗川」に流入する水環境改善に効果は見られると考えます。

*-1 3mg/ 以下 サケ、アユがすめる
*-2 5mg/ 以下 よごれに強いコイやフナがすめる

炭素繊維


シリーズ植物     連載第33回

〜ビオトープの「春一番」〜❖ハンノキ❖

*2月中旬、青空を紅く染め河畔の春一番が咲く。
  枝先のしっぽ状の穂(石井運動公園の大木)は雄花の集まり。その下方の枝に、雌花が団子状に密集して咲く。
*風媒花で萼も花びらもなく、地味ではあるが苞葉の間から突き出る角状のめしべの先は 紅紫色で、大変美しい。
*12月には、小型松かさ状に成長した果穂から翼のある果実が風に乗って旅立っていく。
🔵 実を散布した果鱗は枝に残り、2月の花の果に加えて、7月には翌年の花芽が枝先に姿を現す。
 子々孫々―3代同居の“めでたい木”である。
ハンノキハンノキ-2ハンノキ-3
ハンノキ


《ハンノキの仲間・・・カバノキ科の果実いろいろ》

シラカバシラカバ
イヌシデイヌシデ
クマシデクマシデ
ツノハシバミツノハシバミ

形は変わっているが、みんな花の枝の複数の葉(苞葉)が一体化して果実を包むしくみは同じである。 ハンノキは3種の葉が重なり、最も木質化する。


石井公園の大木
石井公園の大木

♦開墾の木・・・「墾(はり)の木」
*河畔植生を一掃する規模の大洪水の後、最初に成立するのがハンノキ林だと言われる。
*しかし、現存の種は、その原始林の子孫ではない。
ハンノキは根が根粒菌の一種と共生し、水湿に強い為、水田耕作の「肥料木」として推奨されて来た歴史をもつ。 秋には天日干しの「稲架木」としても役立った。
*水田帯を後背にもつ、越辺川より下流部に残るのは その歴史的利用の子孫樹だと言われている。
♦県の蝶「ミドリシジミ」の食草でもある。


高麗川の野鳥たち  ミヤマホオジロ(深山頬白)  連載第38回 


今回は、鮮やかな黄色が特徴のミヤマホオジロを紹介します。
全長16cm、ホオジロより少し小さいホオジロ科の冬鳥です。
シベリア南東部、中国東北部、朝鮮半島などで繁殖し、冬鳥として西日本に多く渡来するといわれています。
カシラダカと同様に頭頂の冠羽が立ち、眉班と喉が鮮やかな黄色で一度目にしたら忘れられないと思います。
しかし、メスは、黄色味が少なく、他の小鳥のメスと同様に地味で、カシラダカと間違えてしまいそうです。
地面に降り、地表で採食することが多く、植物の種子などの植物食を主とする雑食性です。「深山」という名前から、山奥に住む野鳥という感じを受けますが、実は、平地や、丘陵にかけての森林や林縁に生息します。

ミヤマホオジロは、関東には飛来数が少ないですが、私は、埼玉県内では武蔵森林公園、北本自然観察公園で出会ったことがあります。
警戒心が強く近くで見るのが難しいという印象です。 
  
文 小島 實    絵 坂口 稔

ミヤマホオジロ (2)


初観察記録 コサメビタキで102種に

第160回野鳥定期調査(10月12日)で万葉橋を渡ってすぐの高木の梢に留まっているコサメビタキを観察しました。
浅羽ビオトープでの定期調査の累計観察種数は102種となりました。
日本では夏鳥として、平地から山地までの落葉広葉樹林に渡来し、繁殖するようです。
秋の渡りの途中に浅羽ビオトープで小休止していたものと思われます。
大きくてクリッとした目がなんともかわいいですね。
         M・S  記
コサメビタキ



新年懇親会のご案内  (2017/1/20)

会員の皆様には会の活動にご協力いただき感謝申し上げます。
新しい年をむかえ気持ちも新たにますます「高麗川ふるさとの会」の発展を願う新年懇親会を2017年1月20日(金)に「そうま」で開催します。
会員の交流を深める良い機会ですので多くの皆様の参加をお待ちしています。参加いただける方は1月16日までにお申し込みください。
当日は鶴舞団地からの送迎もあります

   会  場・・・「そうま」
   開催日時・・ 2017年1月20日(金)
   午後6時より
   会 費・・ ¥5000
   申込〆切・・・1月13日(金)
   申し込み先
   三浦会長・・・*************
   芦 田・・・・***************
   バス迎え 鶴舞団地松とし前午後5時30分
   送り 坂戸駅・鶴舞団地松とし前まで

高麗川ふるさとの会 会報 通巻第42号
2017年1月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ
コマチャン
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 道路河川課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685

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14回通常総会開催

612日坂戸市立大家公民館多目的ホールに於いて「第14回高麗川ふるさとの会」通常総会を開催しました。当日参加者35名委任状提出者45名当日会員数114名で総会成立が司会者より宣言され,議長に吉田進さん、書記に川村久子さんが選出され、議案審議に移り、全議案承認され新年度の事業開始となりました。

当日は国土交通省荒川上流河川事務所・越辺川出張所・埼玉県議会議員・坂戸市環境部からのご臨席を賜りご祝辞をいただきました。 総会終了後、恒例のビデオ上映で坂戸ビデオクラブによる「ぢいさんぽ」を上映いただきました。

総会 (2)


平成28年度助成決定

平成28年度助成決定

高麗川ふるさとの会のスタートから14年を経過し、坂戸市はじめ国土交通省荒川上流河川事務所の多大なるご支援をいただいて順調に活動を継続することができています。

 また、行政との協働・支援だけでなく、いろいろな団体からの助成をいただいてきたことも大きな力となっています。

今年度は「武州入間川プロジェクト」及び「武蔵野銀行 緑の基金」からの助成が決定しております。

 活動を継続していくことは会員の事業への参加協力も必要不可欠ですが、活動を継続するには関係各団体からの助成協力をいただけることで成り立っていくといっても過言ではないでしょう。

今年度決定の助成は活動資材購入(刈り払い機購入・胴長靴購入)機械メンテナンス代・作業時の傷害保険加入・広報費・郵送費 等に活用させていただきます

胴長 (2)

刈り払い機 (2)


台風の置き土産&作業風景

環境保護の活動は毎年同じことの繰り返しですが、ビオトープの管理も年を重ねるにつれて、草刈り作業一つとってみても「今年はこんな風にやってみては?」「今年は雨が少ないから例年なら冬の間に行う水路の手入れを先にやってしまおうか?」などと話し合いながら活動しています。

 

822日に何年振りかで関東を直撃した台風でビオトープに置き土産が・・・

高麗川本流の水位が上がりビオトープへ逆流して水路が多くの流木や枯れ草(写真①)で埋め尽くされてしまいました。

写真①  (2)

環境整備の活動日にごみで埋まった水路の復旧作業を行い、水路を確保し流れ写真②)を取り戻しました。

写真②  (2)

 拾い上げた流木(写真③)は再度大雨が降った時に水路に流れ込まないように散策路の奥まで運び上げて処理しました。

写真③  (2)

写真④

 坂戸市によって設置された水質浄化の炭素繊維の維持管理と水路に繁茂した水生植物の除去作業

写真④  (2)

写真⑤

 新しく入会して作業に参加の新人に刈り払い機の使用方法・安全管理を先輩がレクチャー

 毎年会員の年齢は確実に高齢化してきていますがこのように新しく加入し参加いただく会員が活動継続の力となります

写真⑤  (2)


シリーズ植物     連載第32


水辺のサービス業ナンバーワン・・・「サイカチ」

*本州以南の原野の水辺や川岸に自生し

日本固有種で「カワラフジ」とも呼ばれる。

*5月下旬に咲く穂状の淡黄色の花には雄花・雌花・両性花の3タイプがあるが、雄花しかつけない株もある。

*原始的なマメ科で、花は蝶の形ではない

*幹の有刺鉄線―鋭いトゲは枝の変態。何から身を護っていたのだろうか?

サイカチ (2) サイカチ 鞘 (2)

カブトムシは別称「サイカチムシ」

クヌギと並び、森の老舗レストラン!

サヤは天然のエコ石鹸。サポニン含有率20%、

アルカリ性でないので、絹製品の洗剤に最適だったとか。

豆果もトゲも漢方薬の材料となる。若芽や葉はゆでればおひたしに。古来、全身役立つ「生活の木」であった。

情けはムシの為ならず・・・サイカチマメゾウムシとの共生

ねじれた“ブーメラン”で種子を風散布・・・されど、

🔵 硬い種皮で吸水ができず、発芽できない。

🔵 サイカチマメゾウムシがサヤの中に産卵すると孵化した幼虫は、種皮に穴をあけ潜り込み、豆の栄養で成長する。乾季には豆は食われっぱなしだが、降雨後の水たまりで幼虫は水死。

  穴から吸水のサイカチは発芽の運びとなる。

🔵 互いに命がけのかけがえのないパートナーだ。

写真は幼虫が豆に開けたと食事中の幼虫

まめぞうむしサイカチ  (2) まめぞうむし  (2)



♡ カチは「勝」に通じ、「歳勝」「再勝」「災勝」・・・伐採を免れた天然記念物も多い。

  館山では元禄の大津波の「災勝」古木が、防災シンボルツリーになっているとか。

♥ ビオトープには実生の幼樹が育っている(マメゾウムシがいる?)が・・・当地は

  「人災」に「災勝」! たくましいシンボルツリーに育って欲しいものである。


高麗川の野鳥たち オナガ(尾長) 連載第37

今回は比較的身近な鳥、オナガを取り上げます。

14回通常総会開催   6/12(日)

全長37cm、キジバトより大きいカラスの仲間で、関東では平地から山林にかけて一年中見られる留鳥です。

漢字で「尾長」と書くように尾が身体以上に長く流麗な印象を受けます。

 

淡いブルーの羽に黒いベレー帽を被ったスマートな鳥です。         

しかし、鳴き声はカラスの仲間であることがすぐに分かる「ギィーイ」「ゲー」「ゲッ」というようなだみ声です。食べるものは、カラスと同様雑食性で、動植物のいろいろなものを食べる。

なお、身近な鳥だけに日本中にいると思うかもしれませんが、関東を中心にした東日本に生息し、関西以西と北海道には生息しません。理由は分かりません。

   文 小島 實

   絵 坂口 稔

オナガ  (2)



オナガ スズメ目カラス科

L(全長)37cm 



写真展開催  (坂戸市役所8/208/27

写真展開催  (坂戸市役所8/208/27

 

 

 

 

 

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                1/23()2/20()3/30()5/21()

 

 

 

 

坂戸市役所ロビーにて高麗川ふるさとの会写真展を開催しました。

写真展も第11回を数え大勢の方から作品を提供いただきました。

今回は展示場に野鳥コーナーを設けることもしてみました。

また高麗川ふるさとの会の活動風景(住田勝さん作品)や坂戸の野鳥(増尾隆さん作品)そして会員が撮りためた動画を編集して開催期間中ロビーのTVをお借りしてご覧いただきました。

写真展 (2)



高麗川ふるさとの会 会報 通巻第41

201691日発行

発行責任者 三浦 輝夫

編集責任者 芦田 みちよ

 コマちゃん・感心

 

高麗(こま)(がわ)ふるさとの会

http://komagawakanri.blog.fc2.com/

事務局

3500292  坂戸市千代田1-1-1 

坂戸市役所 道路河川課内

電 話   049-283-1331 内線523

FAX   049-283-1685



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行政との協働で守る環境

高麗川ふるさとの会の設立から14年目となる新年度がスタートしました。

ビオトープにお越しいただいた方はお気づきと思いますが、3月に坂戸市の事業でビオトープ内の万葉橋・浅羽野橋の2か所の塗装を行っていただきました。
ビオトープが整備されて以来、初めての塗装でペンキも剥げていましたが元のきれいな姿を取り戻しました。
万葉橋塗装
きれいになった万葉橋

また1月下旬に坂戸市の事業でビオトープ内の水路2か所の浚渫を行っていただきました。浚渫の効果で渇水期にもビオトープの水路が干上がることもなく水路には豊かな水が流れ、訪れる方々の目を楽しませています。
浚渫作業中
浚渫作業中
浚渫後の現在
浚渫後の現在の様子

しかし4月には環境が良くなった水路に多くの鯉が産卵をするため侵入し、はたき(産卵)を行っているのを目にしました。鯉は雑食性ですので、ビオトープ内の小魚はもちろんエビやザリガニなどまで食べてしまいます。今後は鯉の侵入対策が必要になるのではないでしょうか
鯉のはたき
鯉のはたき(産卵)


今年度は万葉橋傍の樹林の大きくなったクヌギの伐採を行っていただく予定になっています。

市民の憩いの場として整備されたビオトープの環境を守っていく活動は、「高麗川ふるさとの会」だけではなく行政との協働で行うことがベストであり、「浅羽ビオトープ」はその代表的な例であると思います。


水草除去・桑掘り取り作業

今年度も坂戸市からのビオトープ内及びビオトープ駐車場の草刈り業務委託を受けました。
国土交通省の築堤の草刈り作業の開始とともに「高麗川ふるさとの会」でも堤外地の散策路脇や水路法面の草刈り作業を5月中旬より開始しました。
 
これより前の11月から4月までは草刈り作業がないため、夏の間、水質浄化に活躍してくれた水生植物が枯れ水質を悪化させるので除去作業を行います。
寒い季節の水中での作業ですが広がった水路に早速水鳥がやってくる達成感は何物にも代えられません。
水草除去20163
水草除去作業

ビオトープ整備前、この場所は桑畑であったため、多くの桑の木が自生しています。
法面の草刈りを行うときこの桑の木に刈り払い機が当たりはねて怪我をする恐れがあるため冬の間に根っこから掘り起こして草刈りの安全確保作業を行います。
桑掘り20163

桑堀成果
こんな大きな根っこも


全く困った飼い主さん

落ち葉の季節も終わったころビオトープ内のあちこちの木の枝にビニール袋の花が咲いている。
さて、これは? 何かと? 
中にはワンちゃんの落とし物が・・・
散歩に訪れた飼い主さんが袋には入れたものの持ち帰って処理するのが面倒・・・
人目がないすきに投げすてて木の枝に、それも尋常な数ではない。毎回、の清掃活動時に木の枝に、草むらに、水中にといたるところから落とし物が・・・
1回の清掃活動で袋いっぱいになる。
看板を市役所から頂いて立て、持ち帰りの警告を。
これが新年度の初仕事・・・
看板立てて
看板立てて

環境保護団体への助成をうけて

「高麗川ふるさとの会」の活動は各種団体からの助成金をいただくことによって継続してこられたといっても過言ではないでしょう。
今年度は
「武蔵野銀行・みどりの基金」と
「武州入間川プロジェクト」からの
助成の決定をいただき事業計画・予算をくみました。
「みどりの基金」の助成では草刈りを行う刈り払い機2台の購入、および水中作業用胴長の購入に充当します。
刈り払い機

武銀助成

「武州入間川プロジェクト」の助成では年3回発行しています「こまがわニュース」発行にかかる費用に、また環境保護活動作業に従事する際の傷害保険に加入します。
このように会員各位の協力はもとより、活動の継続に必要な財源を助成していただけることは大変ありがたく感謝申し上げます。


エナガの巣壊される

ビオトープ内では毎年エナガが営巣します。昨年、一昨年はカラスに巣が襲われてしまいました。これは自然の摂理で仕方がないことと考えていました。
 しかし今年は人の手によって巣が壊されるという事態が発生しました。
 エナガは何時もは比較的高いところに巣をかけますが今回は地上1mくらいのところで巣作りをしていました。
低木で細かい枝が多くある場所を選んでの巣作りだったので「今年はカラスに襲われることもないでしょう」と安心していましたが人間によって巣が壊されるという事態になってしまいました。   人の手によってこのようなことが行われたことの証拠にアケビの蔓で巣が落ちないように細工してありました。
約半月前からエナガのペアーが一生懸命巣を作って、やっと巣が完成し、そろそろ抱卵という時期にこのような心無い人間によって巣が壊されるということになり、とても残念なことです。
巣つくり中
巣作り中

巣完成
巣が完成

巣向きが変えられて
巣の向きが変えられて


シリーズ植物     連載第31回

音符1;ビオトープの“花は夜開く音符2


❖ネムノキ (マメ科)
ねむの木
★蜜を出す頂生花は筒部が長い。
ねむの木2

*初夏の夕暮れ時に、香り高く咲き始める。
だから、花の鑑賞は夕方か早朝に限る。

*10数個の花が頭状に集まり咲いている。
  まるで化粧筆の様な、白・桃色に染め分けた絹糸の束は花びら
  ではなく、「おしべ」である。
*萼や花冠は緑色で小さく目立たない。
*夜、香りに誘われ訪花する「スズメガ」の仲間は突き出るめしべに
  花粉を付け、蜜を求めて、「おとり花」の花粉にまみれる。
  蜜を出すのは1〜2個の頂生花だけだからである。
*花とは逆に、羽状複葉の小葉は夜閉じる。
小葉の表側が合わさる姿から「合歓の木」。
  中国では夫婦円満のシンボルだそうで、不機嫌な夫の酒に花を入れて飲ませると機嫌が直るという伝説があるとか。
試してみてはいかが?

❖メマツヨイグサ(アカバナ科)
メマツヨイグサ
メマツヨイグサ2


❖カラスウリ (ウリ科) ・・・雄花と雌花がある。写真は雌花
カラスウリ


🔵初夏から夏に夜咲く花は、➀闇夜に浮き立つ白や淡黄色 ➁高い香り ➂長い筒を持ち、
 底に蜜を隠す。信頼できる花粉の運び屋は、「スズメガ」の仲間達である。
 ➀高い飛翔能力 ➁長い口吻 ➂ホバリング能力 の優れた資質で受粉に貢献している。 


オオスカシバ
※夕方、ネムノキをよく訪れる「オオスカシバ」―口吻が長い。
※夜行性の蛾の吸蜜写真は難しいが、昼行性の蛾でもタイプの花の形は
 分かる。一般に筒部が長く、筒の長さは相手の蛾の口吻サイズに適応し
 種ごとに特化しているようである。

高麗川の野鳥たち  オオタカ(蒼鷹)  連載第36回

清流高麗川は今、新緑に映えて、悠々と流れる。野鳥の世界は、子育てや巣立ちの季節。 
当連載も第36回となり、イラスト担当の坂口氏より「今回は、オオタカ」との提案。
「や~っと オオタカ!」オオタカは、浅羽ビオトープの原点だ。 筆者には、感慨深いものがある。

 平成8年4月に、国土交通省より「ふるさとの川整備事業」の指定を受け、
鶴舞まちづくり委員会が[高麗川河川改修勉強会]を立ち上げ、
その第4回野鳥観察会〈平成10.3.29(日)〉に於いて、
当時の鶴舞川の湿地帯の枯れ立木に止まっているオオタカを、参加者皆さんで観察。
その後、名称変わった[ふるさとの川高麗川を考える会]第12回野鳥観察会〈平成13.7.8(日)〉で、
坂口稔指導員が、浅羽地区における「オオタカ」の営巣・繁殖の観察状況を説明し、
私(筆者)から、十分な情報管理を皆さんにお願いし、
今回で観察会が5年目になること、この間の自然環境への意識の向上の成果など話す。
これ等の事から、平成13年3月設立の[こまがわ市民会議](6回開催)において、
同地点を「自然観察広場」とする当初案は撤回された。

 オオタカは九州以北では留鳥で、平地から山地の林、河川、農耕地、湖沼などに生息。
翼は幅広で、尾羽は長い。成鳥雄は、頭からの上面は暗青灰色で、白い眉斑と橙黄色の虹彩が目立つ。
体下面は白く、褐色の細かい横斑と細い軸斑がある。成鳥雌は上・下面とも褐色味がある。採食は、
小鳥やネズミなどの小動物。肉食である。
 オオタカは、ワシや他のタカ・フクロウなど猛禽類の仲間で「高次消費者」と云われ、
「生態系」の「食う、食われる」の「食物連鎖」の頂点に位置づけられ、自然環境のバロメーターです。
その生息は、自然の豊かさを示します。

 筆者が「日本野鳥の会」に入会した1986年(昭和61年)頃は「埼玉県内生息数は、10つがい程」と云われ
、環境省によって、1993年国内希少種に指定され、当県では「オオタカ等保護指針」により、
営巣地調査、開発事業の規制、違法行為の取り締まり等の保護政策により、生息数は増えた。
最近は、都市部でも見られることから、環境省は種の保存法に基づく「国内希少種」の指定解除を検討しているそうです。

 指定が解除されても捕獲は規制されるが、里地里山の開発がしやすくなると、
自然保護団体は心配している。 身近な自然を大切にし、共生していく。
それが生物の多様性をはぐくむ道にもなる。
※2016.5.4 毎日新聞 社説より引用

現在、浅羽ビオトープ地内での営巣はないが、その姿はよく見かける。
金色のらんらんたる目、武器の尖り曲がった嘴、湾刀のごとき爪
         精悍な姿  魅惑の野鳥です!!

 参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
                             文 増尾 隆  
                             絵 坂口 稔
オオタカ飛翔
オオタカ立ち
                オオタカ タカ目タカ科
                L(全長) ♂50cm ♀56cm



珍しいヨシガモ(葭鴨)の観察記録

4月中旬、高麗川の中里堰上流でヨシガモを観察したとの報告を受けました。(北村さん、青山さん等より)
高麗川でヨシガモの観察記録は平成22年12月に多和目橋上流の下狸穴付近での増尾さんの報告以来と思います。
野鳥調査(4月13日)では観察できませんでしたが、翌日昼頃にカルガモ・オカヨシガモと一緒に泳いでいるのを確認しました。
ヨシガモの雄の頭は緑と赤紫の光沢があり、ナポレオンの帽子のような形と、三角風切りがのびて垂れているのが特徴の中型のカモです。               M・S記
ヨシガモ

通常総会のご案内  6/12(日)10時開会

来る6月12日(日)坂戸市立大家公民館多目的ホールに於いて
「第14回高麗川ふるさとの会通常総会」を開催いたします。
会員の皆様にはご多様中とは存じますが多数の出席をいただきますようご案内いたします。
なお、同封の出欠はがきで今後の活動に対する意見・希望などご提案いただければ幸いです。
当日は9時30分開場、10時開会です。
総会終了後、恒例のビデオ上映も予定しております。

高麗川ふるさとの会 会報 通巻第40号
2016年6月1日発行
発行責任者 三浦 輝夫
編集責任者 芦田 みちよ
事務局
350-0292 坂戸市千代田1-1-1 
坂戸市役所 道路河川課内
電 話   049-283-1331 内線523
FAX   049-283-1685