高麗川の野鳥たち No38 ミヤマホオジロ
高麗川の野鳥たち No37 オナガ
高麗川の野鳥たち No36 オオタカ
高麗川の野鳥たち No35 コガモ
高麗川の野鳥たち No34 アオサギ
高麗川の野鳥たち No33 ツバメ
高麗川の野鳥たち No32 ツグミ 
高麗川の野鳥たち No31 カワウ
高麗川の野鳥たち No30 ダイサギ
高麗川の野鳥たち No29 コジュケイ
高麗川の野鳥たち No28 カイツブリ
高麗川の野鳥たち No27 カワセミ
高麗川の野鳥たち No26 カワラヒワ
高麗川の野鳥たち No25 カッコウ
高麗川の野鳥たち No24 ウグイス 
高麗川の野鳥たち No23 アカハラ
高麗川の野鳥たち No22 バン
高麗川の野鳥たち No21 ホトトギス
高麗川の野鳥たち No20 アオジ
高麗川の野鳥たち No19 キビタキ
高麗川の野鳥たち No18 キセキレイ
高麗川の野鳥たち No17 マガモ
高麗川の野鳥たち No16 アカゲラ
高麗川の野鳥たち No15 ヒレンジャク
高麗川の野鳥たち No14 シメ
高麗川の野鳥たち No13 エナガ
高麗川の野鳥たち No12 モズ
高麗川の野鳥たち No11 ノスリ
高麗川の野鳥たち No10 チョウゲンボウ
高麗川の野鳥たち No9 アトリ
高麗川の野鳥たち No8 ウソ
高麗川の野鳥たち No7 オオヨシキリ
高麗川の野鳥たち No6 イカルチドリ
高麗川の野鳥たち No5 クイナ
高麗川の野鳥たち No4 ササゴイ
高麗川の野鳥たち No3 ベニマシコ
高麗川の野鳥たち No2 ジョウビタキ
高麗川の野鳥たち No1 ホオジロ
高麗川の野鳥たち  ミヤマホオジロ(深山頬白)  連載第38回 


今回は、鮮やかな黄色が特徴のミヤマホオジロを紹介します。
全長16cm、ホオジロより少し小さいホオジロ科の冬鳥です。
シベリア南東部、中国東北部、朝鮮半島などで繁殖し、冬鳥として西日本に多く渡来するといわれています。
カシラダカと同様に頭頂の冠羽が立ち、眉班と喉が鮮やかな黄色で一度目にしたら忘れられないと思います。
しかし、メスは、黄色味が少なく、他の小鳥のメスと同様に地味で、カシラダカと間違えてしまいそうです。
地面に降り、地表で採食することが多く、植物の種子などの植物食を主とする雑食性です。「深山」という名前から、山奥に住む野鳥という感じを受けますが、実は、平地や、丘陵にかけての森林や林縁に生息します。

ミヤマホオジロは、関東には飛来数が少ないですが、私は、埼玉県内では武蔵森林公園、北本自然観察公園で出会ったことがあります。
警戒心が強く近くで見るのが難しいという印象です。 
  
文 小島 實    絵 坂口 稔

ミヤマホオジロ (2)


初観察記録 コサメビタキで102種に

第160回野鳥定期調査(10月12日)で万葉橋を渡ってすぐの高木の梢に留まっているコサメビタキを観察しました。
浅羽ビオトープでの定期調査の累計観察種数は102種となりました。
日本では夏鳥として、平地から山地までの落葉広葉樹林に渡来し、繁殖するようです。
秋の渡りの途中に浅羽ビオトープで小休止していたものと思われます。
大きくてクリッとした目がなんともかわいいですね。
         M・S  記
コサメビタキ
  

今回は比較的身近な鳥、オナガを取り上げます。

14回通常総会開催   6/12(日)

全長37cm、キジバトより大きいカラスの仲間で、関東では平地から山林にかけて一年中見られる留鳥です。

漢字で「尾長」と書くように尾が身体以上に長く流麗な印象を受けます。

 

淡いブルーの羽に黒いベレー帽を被ったスマートな鳥です。         

しかし、鳴き声はカラスの仲間であることがすぐに分かる「ギィーイ」「ゲー」「ゲッ」というようなだみ声です。食べるものは、カラスと同様雑食性で、動植物のいろいろなものを食べる。

なお、身近な鳥だけに日本中にいると思うかもしれませんが、関東を中心にした東日本に生息し、関西以西と北海道には生息しません。理由は分かりません。

   文 小島 實

   絵 坂口 稔

オナガ  (2)



オナガ スズメ目カラス科

L(全長)37cm 

高麗川の野鳥たち  オオタカ(蒼鷹)  連載第36回

清流高麗川は今、新緑に映えて、悠々と流れる。野鳥の世界は、子育てや巣立ちの季節。 
当連載も第36回となり、イラスト担当の坂口氏より「今回は、オオタカ」との提案。
「や~っと オオタカ!」オオタカは、浅羽ビオトープの原点だ。 筆者には、感慨深いものがある。

 平成8年4月に、国土交通省より「ふるさとの川整備事業」の指定を受け、
鶴舞まちづくり委員会が[高麗川河川改修勉強会]を立ち上げ、
その第4回野鳥観察会〈平成10.3.29(日)〉に於いて、
当時の鶴舞川の湿地帯の枯れ立木に止まっているオオタカを、参加者皆さんで観察。
その後、名称変わった[ふるさとの川高麗川を考える会]第12回野鳥観察会〈平成13.7.8(日)〉で、
坂口稔指導員が、浅羽地区における「オオタカ」の営巣・繁殖の観察状況を説明し、
私(筆者)から、十分な情報管理を皆さんにお願いし、
今回で観察会が5年目になること、この間の自然環境への意識の向上の成果など話す。
これ等の事から、平成13年3月設立の[こまがわ市民会議](6回開催)において、
同地点を「自然観察広場」とする当初案は撤回された。

 オオタカは九州以北では留鳥で、平地から山地の林、河川、農耕地、湖沼などに生息。
翼は幅広で、尾羽は長い。成鳥雄は、頭からの上面は暗青灰色で、白い眉斑と橙黄色の虹彩が目立つ。
体下面は白く、褐色の細かい横斑と細い軸斑がある。成鳥雌は上・下面とも褐色味がある。採食は、
小鳥やネズミなどの小動物。肉食である。
 オオタカは、ワシや他のタカ・フクロウなど猛禽類の仲間で「高次消費者」と云われ、
「生態系」の「食う、食われる」の「食物連鎖」の頂点に位置づけられ、自然環境のバロメーターです。
その生息は、自然の豊かさを示します。

 筆者が「日本野鳥の会」に入会した1986年(昭和61年)頃は「埼玉県内生息数は、10つがい程」と云われ
、環境省によって、1993年国内希少種に指定され、当県では「オオタカ等保護指針」により、
営巣地調査、開発事業の規制、違法行為の取り締まり等の保護政策により、生息数は増えた。
最近は、都市部でも見られることから、環境省は種の保存法に基づく「国内希少種」の指定解除を検討しているそうです。

 指定が解除されても捕獲は規制されるが、里地里山の開発がしやすくなると、
自然保護団体は心配している。 身近な自然を大切にし、共生していく。
それが生物の多様性をはぐくむ道にもなる。
※2016.5.4 毎日新聞 社説より引用

現在、浅羽ビオトープ地内での営巣はないが、その姿はよく見かける。
金色のらんらんたる目、武器の尖り曲がった嘴、湾刀のごとき爪
         精悍な姿  魅惑の野鳥です!!

 参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
                             文 増尾 隆  
                             絵 坂口 稔
オオタカ飛翔
オオタカ立ち
                オオタカ タカ目タカ科
                L(全長) ♂50cm ♀56cm





高麗川の野鳥たち コガモ(小鴨) 連載第35回

高麗川の水面をかすめて飛んでいた、ツバメの姿もとっくに南に去り、サシバの渡り情報や、浅羽ビオトープ内の林に彼岸花が咲く9月中旬、コガモは冬鳥のカモ類で一番早く姿を見せる。
ユーラシア中部・北部で繁殖し、冬鳥として全国の湖沼や河川に飛来し、市街地の公園の池などでも観察される。カモの仲間では最小。日本でも、中部以北の高原や北海道の湿原で、ごく少数が繁殖している。
 雄は頭部が茶褐色で、目の周りから後頸にかけては暗緑色で、光の当たり具合で、緑色や青く見える。体は灰色っぽく、側面に横方向の白線が入る。下尾筒は黒く、両側に黄色の三角斑がある。
翼は暗褐色で、翼鏡は緑色。嘴と足は黒い。雌は全体に褐色で、翼鏡は雄と同じ緑色。亜種アメリカコガモ雄は似ているが側面の横方向の白線ではなく、肩から縦の白線で、容易に判別できる。
 餌は、水面を泳ぎながら藻や水草、水際で草の種子、葉などの植物食。日中は安全な場所で休んでいて、夕方から活動することが多い。雄は「ピリッ ピリッピリッ」と笛のような声で鳴くことが多く、雌は「グェーグェグェ」と鳴く。
 つがい関係は1年ごとに解消し、毎年越冬地で新しいつがいが形成される。
つがいが形成される前の11月~1月頃には、雄は雌に対して盛んに求愛行動(ディスプレイ)をする。雄は、全身を反らせて下半身を上げ、下尾筒の黄色の三角斑を雌に見せる。
「愛しているよ、俺でどうだ!」のアピール!!
2月末~3月つがいを形成し、4月繁殖地へ渡る。 
参考資料:山と渓谷社・日本の野鳥 他   
 文 増尾 隆
 絵 坂口 稔
こがも-2